麺です。早くS2を作るためにS1は小説で(((サムネは30分くらいかかったんでまあ力作っちゃ力作です() ======================================== ※シナリオは適当&語彙力皆無二キによる小説なんでまじで本当に良くないと思う(???) ※謎描写及びご都合展開及びゴミストーリー((( ======================================== γ討伐から程なく、東京駅前__。 「ぐっ..戦闘不能が5人か...。」 最初は10人で戦っていたから勝てると思っていた。 だが甘かった。今残っているのは王仁栄麻、影見修平、暗落琥瀞の3人のみ..。 「で、次は誰だ?」 高等羊七人衆-β-。七人いる羊の中でも屈指の強さを誇り過去のゲームでは手傷を負ったことすらない。 「...十五夜の衝月。」 辺りは大量の衝撃波に包まれた。そしてその中から出てきたのは司令塔、既朔陽炎の一行であった。 五分前、東京スカイツリー内部_。 「俺も出陣しよう。下間、伊織。負傷者を頼んだ。」 「おい何を言ってんだよ?ここで指示してりゃ死ぬことはねえんだぜ?」 「そういう問題ではないんだ。」 「水線葉、双戦。ついてきてくれ。」 「うん。分かった!」 「いいけど水線葉君久しぶりの登場だね()」 「元龍。今会場にいる一番強いやつのとこへ俺達を瞬間移動させてくれ。」 「...というわけだ。協力して戦おう。」 「ですが敵は強いですよ?」 「王仁だったか..?俺はそれ以上に強い。安心しろ。」 βはそれを聞いて呆れるように 「聞いたぞ...お前がプレイヤー側のリーダーみたいなことをやっているんだってな...。」 「-幻-」 陽炎の意識は幻へと転移された。 「...ここは..どこだ?...そうだ。俺はゲームで敵と戦っていたはずだ..。そういえばあいつらは?」 「やあ..陽炎君」 水線葉が立っていた。だが彼は厳しい表情をしていた。 「一つ言いたかったんだけどさ..なんで君はリーダーぶってるんだい?」 「...どうした水線葉?」 「どうしたもこうしたもなく何で弱っちい君がリーダーぶって仕切っているんだって聞いてるんだよ。」 「皆お前のことなんて信用していない。身の程を知ってからそういうことをしな。」 「...いや..俺は..えっと...。」 陽炎の精神は完全に折れてしまった。 一方、現実世界での陽炎は瀕死の重傷を負っていた。 「フフフフフ..。プレイヤーのリーダーでも私の力には敵わないか...対象にトラウマを見せる-幻-。やはり最強..!!」 「何が最強だ..相手を行動不能にしてボコボコにするなんて卑怯なだけだろ!起きて陽炎さん!」 「君は..水線葉であってたかい?多分起こしても良いことないぞ?今彼は君に侮辱されているんだから...。」 「え?」 「僕がそんなことをするわけがない!それは陽炎さんもわかってるはz」 「うるさいな。逆にさ?君はなんであって数時間も立ってない"敵"に信用してもらえると思ってんだよ?」 「君以外の全員はそれぞれがもっとも嫌がるトラウマを見せている。開放してほしいなら私を倒すことだ。」 「さあ..構えろ...!」 ただし一つ問題がある。水線葉は完全に防御全振りなのだ。彼の能力のバリアは触れたものへダメージを与えることはできなくないが相手が強いと無意味なのだ。 水線葉はその事に気づいていた。だが彼はいくら多勢に無勢であろうと人のために行動するお人好しだった。 そしてそのお人好しはときに自らを救うということも。 銃声となにかが焦げるような音がし、そこには負傷したβの姿があった。 「我、此処二到着セリ。」 「まだ人がいてよかったですよ...大丈夫ですか?」 神田虚兵と雷塵奏朔の二人が近くのビルの屋上に向かい隙を狙っていたようだ。 「-緑断雨慈-」 「クククク..そっちが敵の中で最も強いやつ出会ってるな?」 プレイヤーの中でも実力上位である暗星まで乱入してきたようだ。 「了解シタリ。」 「スナイパーを生かしておくのも厄介だし君から潰すとしよう...。」 「そうはさせませんよ?」 ビルの上にいたはずの雷塵は一瞬で地面に降り至近距離から電撃を放ちβの動きを止めた。 「ぐぬぅ...!ふざけるな!」 三人の乱入により戦況はより混沌としていく。またそれが最悪の事態を招くことを誰も知る由はない。
[BGM(選曲に深い意味はありません)] 「Dec.」-kanaria様 ========================================= 「君らはなぜ私の邪魔をするんだ!」 「私は生きるために君たちを殺す。何が悪い!」 「完全に暴論ですね...()」 雷塵がツッコむがガン無視してβの叫びは続く。 「もういい!」 「私は君たちを殺さない!殺すギリギリまで苦しめ私の邪魔をしたことを充分後悔させてから殺す!」 「我何方カ解セヌ」 完全にネタキャラの神田にすら突っ込まれる始末だ。 だがそれもガン無視でβは能力を発動させた。 「-幻-」 ___同刻、管制室にて...。八重河はモニターをかじりつくかのように見ていたのだ。 「βが第二段階まで成長したですと!?」 「彼は私達の話を聞いていたためないと思っていましたが...強い怒りがトリガーになったか...興味深い!」 βの幻の発動条件は所持する武器で斬りつけることだ。 だが彼は対象に無条件で幻を見せることを可能としたのである。一見地味であるがこれはプレイヤー側が圧倒的不利になったことを示していた。 だがプレイヤー側もその程度で負けるほどではない。 「オルルルルルアアアアァァッ!」 暗星が幻を解除し目覚めたのだ。更に彼はβが動揺した一瞬の隙を利用し全プレイヤーの能力を解除した。 「!?...俺は一体...?」 「そういう事を言っている暇はない。早くこの化け物を倒さねばならないんだからな。」 「....そうか。俺に一つ案があるんだ。」 陽炎は幻に侵されていたにも関わらず一瞬で冷静さを取り戻した。彼がした提案は無茶であったが暗星はそれを実行するに足るだけの実力を有していた。 陽炎を含むプレイヤーは水線葉のバリアで守られながらβの気を引く。その隙に暗星はβの持つ剣をβの腕に当てて切り落としたのである。そして一瞬動きが止まった。 「成功だ!」 「おし行くぞ!このままフルボッコにしてやるんだ!」 その場にいたプレイヤー10人以上が立ちすくむβの下へと突進していく。そして陽炎の刀がその喉元を捉えたとき....。 「ああ...ありがとうな...鮮明になったよ。」 あろうことかβが自力で目覚めたのだ。 「私はな...八重河とその仲間を殺したくてこういうことをしていたんだ。」 「私達は行き場と記憶を失った家族として奴らに育てられた。なのに全て嘘だった。信じられないだろう?」 「全ては便利な殺戮兵器を生み出す計画だったんだ。」 「私はその事を忘れていたよ...。だから感謝の意というものを伝えようかと思う...。」 そう言い終わるとβは急に辺り一帯を爆発させたのだ。 「βが最終段階に到達したですと!?」 「八重河...なんかはしゃぎ過ぎじゃねえか?」 クラウディアが呆れ気味に聞く。 「クラウディア...私ははしゃいでいるのではなく感動しているのです....!」 「彼らの能力にはいくつもの分岐の可能性があります」 「そしてそれらの中でも私が想定した中で最高となるものをβは発現させたのですよ?」 「....最高のものって一体何なんだ?」 「まあ...そうですね...。言うなれば"自分または他人が見た幻で起きた現象を現実にする能力"です。」 「やっと辿り着いた...私の力の真髄!」 「そうだな...お前らは何をされたら嫌だろうな...?」 その直後βは大量の巨大な刃を出し縦横無尽に放った。 「-空間裂-」 暗星が異空間の扉を開き消滅させるが向こうの手数が多く全ては捌ききれないようだ。 「さて...ならば全員眠れ!」 辺りに静寂が訪れた。 「私を疲れさせたのは君等が初めてだ。ならばその御礼にたっぷりと時間をかけて殺そうじゃないか...!」 「まずは...お前からだ!死ね!」 _____5分後。 陽炎が眠りから覚めた。 「...なんで俺が生きているんだ....?」 そうして周囲を見回すとそこにあったのは何者かに心臓を貫かれ息絶えたβの姿であった。