7月XX日のある夜、僕は峠を走っていた。 愛車のセッティングもキマり、上機嫌でコーナーを攻めていた。 後ろから仲間の車がバトルをパッシングで知らせてきたので、追い抜かれるわけにはいかないとアクセルを床まで踏んだ。 しかし、突然挙動が乱れる。 リアのタイヤが限界を迎えたのだろう。 そのまま愛車と自分はガードレールに向かう。 そして...そこで意識は途切れた。