俺の家は結構偉い家、らしい。 でも俺は全然そんな事ないと思う、 だって。だって。家族のことを何も考えないで放置したりする。 それが立派な家とは、家族とはいえない。 いや、あくまで家系が凄いというだけでアイツはそんなすごくないのか。 何かあったら俺はすぐ先輩の家に転がり込んだ。 すると先輩は優しい笑顔で「また来たのか、ゆっくりしてけよ。」って言う。 先輩の作業の邪魔さえしなければ基本的に何をしても怒られない。ご飯は美味しいし先輩は優しいし世話を焼いてくれるし。 そんな先輩がいなくなったって聞いた時はおどろいた。ずっと一緒にいるつもりだったのに。どこへ行ってしまったのだろう。先輩を追いかけ俺は自らいなくなった。 ずっと好きだよ。好きだったよ。
BGM:musmus様 #某異世界期