『＿月＿＿日 ここに原点回帰のことについて書いておくことにした。理由は単純。 原点回帰についての本が、俺が読んだものが燃えてしまっていたからだ。 まぁ実質今このことについて知っているのは俺だけということになる。 今読んでるのは誰かな？ 紫風かな？それとも＿＿かな？ どっちでもいいや。 とりま箇条書きでまとめとくから。 ・まずそもそもとして原点回帰とは、能力の真意を暴発させることである ・例えとして、炎を操る能力だったら、炎に関連のあるものなどを全て操れるようになる。 ・武器などの顕現も可能になる。まぁ好きな武器出すためだけに原点回帰使うやつもおかしいけどな。 ・これを使ったのち、数ヶ月能力の使用が不可能となる。 ・原点回帰には、一人一人違った効果がある。先ほどの炎の例で行くと、その能力の逆、つまり水が扱えるようになったりする。ただ、まぁ自然属性系のやつだと能力の逆がほとんどだけど、無属性の能力だと、何がどうなるかわからない。 ただ一つだけわかるのは、紫風が使いこなして仕舞えば、もし紫風が途中で死んだとしても、その世界線は崩壊する。 もう箇条書きめんどくさいからそのまま書いてくな。 原点回帰すればほとんどの攻撃は相殺できる。 なんなら相殺できないといえば、原点回帰ぐらいだろうな。 ただし、原点回帰が近い場所で行われると、時空に歪みが発生する。そうするとかなり厄介だ。 時空を縫い合わせてそこを何もなかったように時間を繋ぎ合わせて進ませて・・・っていう微調整とかも必要になってくるんだよなぁ。 おっと、話がそれたな。 多分紫風あたりなら、有効活用してくれるだろう。 応用とかも作って欲しい。 原理も伝えとくな。 まぁお前らならわかると思うけど、能力っていうのは、細胞一つ一つについた能力核から分泌されるものを使って能力を使用している。 まぁその能力核そのものを使って、一気に放出するのが紫風が使っている禁忌。 そして、能力核を一つ残らずかき集めて外へ出して、能力や武器を顕現させるのが原点回帰だ。 ちなみに顕現させるだけじゃなくて、発動者や味方へのバフや範囲内に入ったやつへのデバフや縛りなどを出すことができる。普通の学校とかで習わせないのは、使用させてはいけないからだ。本来なら、禁忌すらも発動させては行けなかったんだ。 ただ、紫風が使い始めたおかげで、禁忌への注意が高まってるんだよ。そのおかげで原点回帰のことを知れた。 だけどなぁ・・・原点回帰はそいつの願いをなんでも一つだけ叶えてくれるんだよ。 だから注視されてるというか警戒されてるというか・・・。 頼んだぞ、お前ら。 もうneverの奴らが来てんだよ。あと、紫風のことよろしくな。＿＿ あっ、この日記隠さなきゃだから探すのめんどかったろ？ 頑張ったな。 じゃあ俺は行くぜ。ばいばーい！』 そこでその日記は途切れている。 いや、その後の真っ白いはずのページには、なぜか未来のことについて欠かれていた。 ・・・俺の専門外の言語だ。
伏線・・・？
