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小説 “悪”

SAsamewaniudon•Created January 13, 2024
小説 “悪”
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Instructions

小説書くのにハマった 第三弾 略 ライブ終了のお知らせ ========================= 小鳥の囀りで目を覚ます ここは“ニアーランド” 私はその国の王女「ニア・オルニアル」 妖精である 「今日も平和だな〜」 少し身支度をして食卓へ向かう 「…今日って何かあったっけな」 基本王女は暇である ちょっと勉学に励んだり運動したり 演説のために国の広場に行ったり 「それ以外は暇してるしかないんだよなぁ…」 ここの国は特に何もないしね まあ平和なのが一番だけど 朝食を終えて部屋に戻る そういえば最近西方の国で煙で物を動かすことができるようになったらしい 「人間ってよく分からないなぁ」 人間は愚かだ 同族を、56し、妬み、憎しみ合い、傷つけ合う なんでそんな非効率的なことをするのかが分からない 「人間…かぁ」 私は正直人間が苦手だ “何か気持ち悪い“ 人間を最初見た時に思ったのがそれだった もちろん人間にも私たちと同じように誠実な人もいる だけど上に立っている人はほとんどが汚い人間だ 「ここの国とは大違いだなぁ」 ここの国は王になりたいと思ったら誰でもなれる まぁいくつか審査とかはあるけどね そんなことは置いておこう 人間のことを考えていても気分が悪くだけだ とりあえず勉強でもしよう その時だった お兄様が慌てた様子で私の部屋に入ってきたのだ 「“人間”が攻めてきた…!」 私は取り乱し聞き返す 「な…なんで…?」 兄が言うにはこうだった 私たち妖精が人間に悪事を働いていると言うのだ だが妖精は誰もが誠実な心を持っている そんなことをしようとは微塵にも思わない それが妖精だ なのに“悪事”を働いた…? 私は思わず質問した 「それ…本当なの?」 兄は言い放った 「言いがかりだろう」 「奴らの得意な手段だ」 「おそらく本当の目的は我々の隣国に攻め入るためだろう」 理解し難かった それって…ただ邪魔だから攻めただけってことじゃない 妖精は非力で戦えない だが魔力を持っているため魔法を放つことはできる だが人口は少ない このままじゃ攻め落とされるのは必至だろう 私は兄に聞いた 「どうするの…?」 返事は意外な物だった 「……逃げよう」 だがそれは懸命な判断だったと思う 戦えるはずがないのだから 兄は一言言った 「俺は父上に避難準備をするように言ってくる」 「お前も逃げる準備をしておいてくれ」 「わかったな?」 とりあえず急いで準備を始める 鏡、くし、服、へそくり…etc とりあえず身軽に動ける服に着替えお父様の元へ向かった その時お父様は国民に避難命令を出しているところだった 「お父様…!早く逃げましょう…」 「お…オルニアルかちょっと待っててくれ」 父はすぐに準備を終わらせた 母上と兄上はもう脱出しているらしい 父は再度避難命令を出す “人間が数キロのところに迫っていますお急ぎください” そう父上は伝えこの国に一つしかない宝具を持ち出し門を出た 父上はこう言う事も見越し避難用集落を作っていたらしい さすが父上だ 私と父上は走る 私はこんな時のために運動していたのかと気づいた 日頃の運動のおかげかかなり身軽に動ける 数十分したら避難用集落にたどり着いた だがそこに広がっていたのは メモクレに続く

Description

使い方の続き ========================= 集落は…燃えていた どうやら人間はこちらにも手を回していたらしい なぜこういうことに頭脳を使うのだろう 父上が宝具を渡してきた 「父上…?」 「すまんな…オルニアル…」 「お前の晴れ姿は見れなさそうだ…」 父上はそう言い放つと集落へ走っていった 私はただ茫然と立っていた 「え?」 動いたのは父上が去ってから数分後ほどだろうか 父上を追おうとした だが父上に渡された宝具が行かせてくれなかった そういえばこの槍は花を操るって言ってたな… 花が必死に私を止めていた 行くな行くなと言っているように 強行突破しようとしたが勝てなかった 私はおとなしく諦めた だが現実が重くのしかかる おそらく兄上も母上も父上も… 考えたくない できるだけ考えないようにして歩いているとおそらく国民であるだろう妖精と出会った 妖精は言った 「オルニアル皇女殿下!?」 「ご無事で何よりです…!」 おそらく私と同じ年ぐらいであろう 生きている妖精がいる…その事実に安堵した つい涙が出てしまった 「皇女殿下!?」 「私めが何か粗相をしましたでしょうか…?」 すごい必死になって泣き止ませようとしてくる それがまた嬉しくて涙が止まらない 数分後に泣き止み事情を説明した 「それではおそらくここの2体しか生きていない…と?」 信じたくない だけど言わなきゃいけない 「多分…そう」 私はまた涙をこぼした 「そういえば…名前は?」 泣き止んだ後にそう聞いた 「自分ですか…僕はネリア・フューズと申します」 タメ口でいいのに…そう思いながら聞く 「ネリア君ね…覚えた」 「これからよろしくね」 少し恥ずかしそうに向こうも言う 「お…お願いします」 私は思っていることをぶつけた 「タメ口でいいよ…?」 少し驚いたようだ 無理もない、私も逆の立場だったら驚くだろう 「ではそうさせてもらいま…あ」 「そうする…ね?」 少し敬語入ってたけどまあいいか そう思いだんだん希望が湧いてくるような気がした あれから数日が経った 親族を失ったのは苦しい だけど今は生きなきゃいけない ネリア君と共に… だが数日後悲劇が起こる 人間が襲撃してきたのだ 私たちは抵抗した だが大人数に勝てるわけもなく ネリアは56され私も片腕を切り落とされた もはや何もかもが嫌になった 1人しかいない友人が56され 親族どころか種族が丸ごと滅ぼされ 残りはおそらく私だけ できるのならば復讐がしたい そう考えた時 私の体がドス黒い色になった 妖精は悪い感情に侵されると黒くなる そんな話を母上から聞いた そしてその黒くなった妖精は “力” “能力” などが圧倒的に強化される 私は堕ちた その事実もどうでも良くなった “復讐” この二文字だけだった 数十分後 そこはまるで血の海だった 臓器が引き摺り出され 異臭がする 地獄のような場所が完成した そして私は誓った 人類に“復讐”する

Project Details

Project ID950308650
CreatedJanuary 13, 2024
Last ModifiedJanuary 13, 2024
SharedJanuary 13, 2024
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