頭痛がする。少し研究に熱中しすぎたのだろうか。最近はヤンデレと出会う事無く的確に研究を進められている。このままいけばなんとかなりそうだ。 そう考えながら自分は少し寒い暗い道を歩く。まあここではヤンデレは出てこないだろと考えている途中、自分の後ろから物音がした。 「誰だ、、、、！」 ヤンデレの事を考えていたタイミングで物音がしたので 思わず身構える。 「あらぁ〜、、見つかっちゃったか、、、」 緑色の植物を纏った獣人のようななにかが残念そうに呟く。もちろん刃物は所持済みだった。 「なんで居るんだよ、、、、、！」 焦る。最近はヤンデレと遭遇していないために余計冷や汗が体を伝う。手が動かない。久々に味わったあの絶望感が体を支配する。 「あ、君はeslea君？やっぱりそうだったね！私の名前はリーファ！初対面だけど君は私のものだからこのまま私についてきてね！付いてこなかったら、、、どうなるか分かってるよね？」 いくら俺でもそんな刃物を持ったやつに付いて行きたくない。自分はすぐに戦闘準備を取る。体は少し震えているが大丈夫だろう。 体が所々バグっていく。前のあの感じだ。 「あれぇ？もしかして抵抗するの？オモシロイね、、、、でも、、、それはいつまで続くかな、、、？フフフ、、、、、♡」 リーファという獣人が喋る。それは耳に痛いほど強く残った。こんなことで殺られる訳にはいかない。少し手荒いだろうがそれはそれ、これはこれだ。 今までとは違って体全身に使命感が湧いたような気がした。そんな事を思いながら、俺は目の前に居るリーファを真っ直ぐ見た。
リーファ @wanugashi7
