広大な空なんて存在しない 「空の上はどうなっているのだろう」 『一緒に見に行こう』 〔遠景を眺めるだけでは始まらないから〕 水平線の向こうまで広がる海なんて存在しない 「広大な記憶は美しい海だ」 『その記憶を辿ってみないかい』 〔その深くまで潜れば何かを見つけられるから〕 大きな富士山だって存在しない 「夢の中で頂上まで登ろう」 『みんなだから、自分だからできる』 〔到着点から見る景色はどこよりも開けているから〕 私達はただこの丸の中の世界に生きている 「僕らはみんなの記憶の中に生きている」 『俺達は自分だけの人生を生きている』 〔ぼくたちはここに立って生きている〕 そうだとしたら? 「だから狭く感じない」 『ただ広げればいい』 〔一歩一歩進めば、いずれ全てを踏破できるから〕