俺のそばに居た1人すら守れなかった……中身が空っぽのガワだけ。 結局、器が空の席には誰も来なかった。 殻の影が嗤った。どれだけ情けなければ中身のないものまで俺を嘲笑うのか。 もう守るものも、そばにいるものも……何も残っていない。 人を守るためには、他人のガワが必要だ……。 愛する人のガワを被って……。 俺の存在意義なんて……もう何なのかも分からない。 中身の無い、ガワだけで存在するのがやっとの存在。それがまさに俺だ。そしてお前たちもそうだろうな。 身にまとっていた外面だけでも、完璧な人間に見えたかな。 忘却を望む者は誰だ。この狂気で利するのは一体誰なのだろうか。
スペースキーで第二形態 使い方の文はコピペ このときの如月は自分の存在意義を探しています。