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単発・弱虫で勇敢なヒーロー。

SIsigure1231•Created September 30, 2023
単発・弱虫で勇敢なヒーロー。
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Instructions

「はぁ・・・」 私は寝床で目を覚ます。 蓮々病院という病院の中。 私は目を覚ます。 「・・・」 外から話し声が聞こえるが、無視して立ち上がる。 私は創新留佳(そうしんるか)癌を患っています。 ただ、心臓付近かつ、多くの毛細血管に絡みついているため、摘出不可能だと言っていた。 ただ、一つだけ私にはある方法を思いついている。 ただ・・・試す気にはなれない。 失敗すれば・・・たくさんの命を奪うことになる。 それだけはしたくなかった。 「留佳!」 そう叫びながら部屋へ転がり込んで来た人がいた。 「ごめんごめん!遅れた!」 そうやって笑ってくれる彼、白夜颯(びゃくやはやて) 毎日のように病室へ朝8時から来てくれる。 それが毎日の楽しみである。 「昨日ね、実はね!」 などと嬉しそうに話してくれる彼が愛らしい。 彼の家系、白夜家は全員が子供っぽいので、家族全員こんな感じかと思っている。 思っていると言っているのは、会ったことがないわけではない。 会えないのだ。 彼の家族は、姉、両親ともに他界してしまっている。 姉は病気で、母親は、姉の病気を治すために、心臓移植で、父親は、交通事故で亡くなっている。 ハヤテはそれを笑って言ってくれたが、相当なる精神的ダメージを負っているのだろう。 それを隠していない。 「そういえばさ、留佳。」 「え?何?」 「・・・お誕生日おめでとう!」 そう言って紙袋を渡してくれた。 「えぇ!ありがと!」 私は自然と笑みが溢れた。 と、その時だった。 「これ最初で最後の誕生日プレゼントだからね?」 「え・・・?」 「・・・留佳のためにできること、考えたんだ・・・。 僕にできることは・・・これしかないから。」 そう言って紙を差し出してきた。 「これって・・・」 承諾書・・・しかも・・・白夜颯の心臓を・・・心臓周り全てを・・・創新留佳の心臓周りに・・・移植・・・する・・・? 「は、颯・・・?」 「ふふ・・・」 颯は力無く笑った そして私の手に自らの手を重ね・・・ハンコを紙に押した・・・。 「留佳に・・・生きて欲しいから。僕にはもう心残りなんてない。でも・・・留佳には・・・あるから。だから、できないうちに。ね?」 そう言いながら紙を回収した。 「じゃあ、またね!」 そうやって、無理やり笑みを作った。 数日後、手術が行われる時が来た。 私は・・・ベッドに横たわったら、目を開かないでおいた。 みたら絶対に・・・泣いてしまうから・・・。 「大丈夫だよ。留佳。」 そう言って、颯が手を握る。 「絶対成功するから!」 そう言って、私は意識が遠のいていくのを感じた。 〜数時間後〜 目が覚めた頃には、もう颯はいなかった。 姿がなかったというべきだろうか。 死んだはずだ。 そして私は・・・病室に戻った 〜数ヶ月後〜 私はやっと退院した。 颯の心臓を抱えて。 そう思っていた。 外へ一歩踏み出した。一歩、また一歩と歩くたびに、涙が込み上げてくる。 目の前に、桜と共に佇んでた人は・・・ 「おかえり!」 白夜颯、その人だった。

Description

あとがき なんかもうなんとなく書きたかっただけですね!ハイ。

Project Details

Project ID900996690
CreatedSeptember 30, 2023
Last ModifiedSeptember 30, 2023
SharedSeptember 30, 2023
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