「はぁ・・・どうやったらこんな企画やろうと言う気持ちになったのかね?下手すれば組織全滅だよ?」 「・・・逆に言えば、こんな企画も乗り越えられない奴が、この組織にいてたまりますか?」 「・・・いいだろう。承諾しよう。」 〜数時間後〜 「準備整いました。」 「相変わらず仕事が早いねぇ。では・・・」 『全員、会議室に集合だ!』 〜四天王's〜 「・・・?」 「緊急集合?」 「珍しいですね。」 「ん・・・」 各々が各々の過ごし方で過ごしていたのに、いきなり呼び出された。 〜移動後〜 「きたぞー。」 ガラリと扉を開けると、そこには下層部までもが集結していた。 「ヨルさん、マフラー。」 「あ、はい。」 俺の家にあるストックのマフラーを貸している。。 申し遅れたな。俺は赤坂紫風。 とある組織の四天王的存在で最弱の座を務めている。 んだから俺には多めに任務が課せられるが、今日は少し違うようだ。雰囲気からしてわかる。 『ヤァヤァ、みなさん。今回集まってもらった理由は・・・デスゲームというものをやってもらおうと思う。下層部も、四天王も、みんなだ。ルールを君たちのスマホに送信しておく。よーく穴が開くほど見なさい。』 〜ルール〜 このデスゲームは、けんけんぱぁという名のゲームである ルールは簡単。 まず、この組織の建物内にある、輪っかを、全員1人一個踏んでもらう。ただし、残り人数が20人を切った場合、全員死ぬことになる。 ものによっては、天井に貼ってあったり、隠されていたり、動いていたりする。 人によって、分担を決めるとやりやすいだろう。 組織の建物内には、敵となるバケモノ(鬼や人外、霊など)が徘徊している。 注意して行動しよう。 敵を倒すたびに、ポイントが貯まり、200ポイントが貯まれば、輪の居場所が、全てわかる。 ただし、四天王は、400ポイント貯めなければいけない。 四天王特別ルール 最初に、ランダムな場所へ転送される。 わを、各自三つ踏むこと。 組織内の、一部の場所で音を鳴らすと、特別変異人外が放たれる。 その場所は秘密である。 〜以上〜 「・・・ご大層なもの作りやがって・・・」 『全員武器は持ってきているはずだ。始めるぞ!』 そのまま四天王は、場所をわかれさせられた。 俺は多分組織の建物の中の最深部・エターナルZEROだろう。 俺はガツンと足音を鳴らした。 「あたりか。」 後ろには・・・特別変異人外が立っていた。 「・・・ごめんだけどお前に構ってる時間が惜しいんだ。さっさと・・・死ね!」 俺の目が赤く光ると同時にそいつが崩れ落ちた。 「新技・お陀仏だ。」 そう言いながら一気に最深部の奴らを狩り始める。 人外、霊、バケモノ、さらには改造人間まで来始めた。 「気をつけろよ。下層部ども。そこから一歩動いたら・・・『命なんてねぇから』 そのまま俺はどす黒い色のものを放り投げる。真っ直ぐに螺旋も描かずに飛んでいく。 「バスレットマーチ」 その物体が爆ぜた時には・・・402ポイント貯まっていた。