まず、名前を変えた。名前は、今までの自分はもういないことをこめて、光の反対「闇」にした。 苗字は毒罪がつけてくれた。 「孤黒 闇か…いいな」 「ありがとう」 すでに銃の使い方を覚え、小型のものから大型ものまで使いこなしていた。 決行当夜。すでに毒罪の呼び出しできたいじめっ子たちが集まっていた。 毒罪から言われたことはただ1つ。 「存分に楽しめ。今までの憎しみをぶつけろ」 ビルの屋上でスナイパーライフルを構える。 毒罪はここからでは攻撃が届かないため、いじめっ子の集団の近くにいる。 そして…銃弾を手や足を狙って当てていった。 毒罪はナイフで存分に楽しんでいるようだ。 あっという間に楽しい時間はすぎ、動かなくなった人型は、毒罪が川に捨てた。 「ありがとよ、毒罪」 「お前もな、闇。あ、あと嫌だったらいいけど黒蝶って呼べ」 「わかった、黒蝶」 黒蝶は満足したかのように満面の笑みを浮かべていた。 その事件は未解決のまま時間が過ぎていった。 闇は、あの夜の楽しみを忘れられず、裏で56し屋を始めた。うまくいき、かなり儲けている。 そして、毒罪とも頻繫に会い、楽しく過ごしている。 「あぁ。黒蝶。お前にはどう恩を返せばいいかわかんねぇ。あの事件を起こしたのは21の時なのにもう23だぜ?今みたいに楽しくやってんのもお前のおかげだ毒罪 黒蝶。」