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青年ハ星ニナッタ

SIsigure1231•Created August 7, 2023
青年ハ星ニナッタ
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!注意! この小説には流血表現や意味不明な表現などが含まれております。 それが嫌なら、ブラウザバックを推奨します。 これは1人の青年が命を燃やした物語・・・ 「ああ・・・」 俺は深く息を吐き出す。 黒く、かさついた息を。 そのままバイクのキーを差して走り出す。 真夜中のビル群を・・・。 「ただいま、柊。」 「あ、おかえりー。」 側から見ればおかしく見えるだろう。なぜなら俺はマネキンに喋りかけているのだから。 これは近代科学とかで生み出されたものではなく、弟というなの亡霊が宿ったマネキンだ。 喋れるし腕も足も動くからちょっとダサいとか言ってるけど気に入っているようだ。 「すまんな、軒並み崩壊させるのに柱切るの時間かかった。」 「紫風兄もさぁ、青春らしいことしなよー。多分絶対視風兄が青春できるのは今年までだよー?」 「いいんだよ。他のやつが笑ってら。」 ________________________ 彼は赤坂紫風、18歳のごく普通な男子高校生だ。 ・・・普通ではないが。 彼には三つの秘密がある。 一つ目は亡霊と暮らしていること、二つ目は能力を持っていること、三つ目は殺し屋をしていることだ。 この時代に能力を持っていないのは珍しいと言われるが、紫風は「超越」と言う能力を持っている。ただ、それは人に渡せるものだが、わたすと世界が崩壊すると言っても過言ではないのと、これを持ったものは必ず二十歳までに死亡すると言われている。だから誰にも渡さない。そんな正義感の強い殺し屋だったのだ・・・・ _________________________ 次の日の朝 「・・・」 紫風は基本徹夜なので寝ずに済ます。 そのため、マフラーでほとんど隠れているが、ものすごく濃いクマが出来上がってる。 しかも朝はブラックコーヒーで目を覚ますと言う全くもって不健康な生活を送っている。 休日も休まずにやりたいことをしている。何せ寿命はもうすぐそこなのだから。 「行ってきまーす。」 「言ってらっしゃーい。」 柊が見送ってくれる。 とてつもなく俺はそれが好きだった。 学校 「・・・おはようございます。」 俺は静かに教室に入る。 人が多くて俺の存在に気づいていない人が多いが、それでいいのだ。 俺は目立ってはいけない。 目立ちたくない。 俺が席に座るといつもの様に話しかけてくる人影が。 「やっほー。元気してる?」 これは神楽坂サグメ。 アホのヤンデレだ。 「ん。」 挨拶を交わすと普通に妹の小雨の方に行く。 それを見計らったかの様にマフラーがキツく閉まる。 後ろからいつもの男子が首を絞めているのだ。 普通に俺は受け流す。呼吸なら30分は止められる自信がある。 数分してつまらなくなったのか首は緩む。 だがいつもの地獄が始まろうとしていた。 「つまんねぇなぁこいつ。」 「おい、ガスバーナー持って来い。」 「はいヨォ!」 ガスバーナーがこちらへ迫ってくる。 思わず目を瞑りそうになる。それを見ながらも誰も止めには来ない。そりゃあそうだろう。底辺にはこれがお似合いだとでも思っているのだろう。 一応でも学力はトップを奪い合ってるつもりだが、多分相手が手加減してるとでも思っているのだろう。 ガスバーナーが首に押し当てられる。 思わず呻き声をあげそうになる。 グッと押し黙る。 マフラーが外されることすらこれの痛みには敵わない。 思わず顔をしかめていたらしい。だがそれすらも相手には見せない様にしていた。 そいつらは俺の後ろなどの近い席なので、別に授業中でも関係なく押し当ててくる。 先生に入ったが、もう少し待ってみようかと言われて、もう信用してない。腰に刺した刀が揺れる。 一際は青く火が燃えた。 机にも燃え移り始めた。 周りが悲鳴をあげて逃げていく。俺の首は今日も真っ黒に焦げる。医者に入っていない。いくだけ無駄だ。なら今ここでやりたいことをやったほうがいいと思っている。そのほうが自分のタメになると思っている。 俺はそのままマフラーで消化する。防炎なので別に火にかざしたところで乾くだけだ。無事に火が落ち着き、先生は教卓にもどる。ほら、もう当てにならない。 俺はそう思いながら昼休みまでを耐えるのであった。 昼休み 俺は普通に屋上の隅で弁当を食べていた。というか貸切状態である。俺は飛んできた鳩にパンクズを与えながら自分も昼を食べていた。鳩がパンクズを突くたびにコツコツと音がなる。 俺は目を瞑る。 ほおに受ける風、瞼の裏からでもわかるほど眩しい光、手に触れる木の葉の感触、全てが綺麗だ。 そのまま俺は屋上を上から飛び降りた。 まるで自殺するかの様には飛び降りたが、反対側へ降りたので、そのまま学校を抜け出す。これでみんな驚くだろう。それが狙いだ。驚かしてやろうって。 子供らしいとか言われそうだけど俺はまだ子供だからな。 そのまま綺麗に着地して俺はその場を離れた。 学校から遠くの川 「・・・」 川のせせらぎに耳をジッと傾けてみる。 静かに小川が流れる。 前から来ていたところだが、平日に来るのは初めてだ。そもそもが俺は学校自体あまり行っていないので、学校がどうこうの話ではなく、ただ単にやりたいことをやっていただけだ。学校に行くのは久しぶりだったかもしれないが、先週も行ったはずだ。 俺はそのまま川の中に身を沈めた。 浅いはずなのに深い深い地の底に落ちていく様な感覚と共に、何もかも見えなくなる。そのままゆっくりと口を開く。水面に泡が浮かび上がった。俺の意識は黒く塗りつぶされた様に暗くなっていった・・・

Description

単発なので、続きが欲しいという声が10個ぐらい上がったら続編描こうかな。

Project Details

Project ID880762328
CreatedAugust 7, 2023
Last ModifiedAugust 8, 2023
SharedAugust 7, 2023
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