「はぁ・・・はぁ・・・」何なんだよもう・・・! あの・・・紫のフードを被った男・・・ とりあえず・・・時戻しでUターンすれば見失うだろうと 思って能力を使ったが・・・能力が・・・使えない・・・? 【へへへ・・・不思議そうだなぁ? 俺の名前は上園 無老・・・お前の能力を封じた・・・】 能力を・・・封じた・・・!? くっそまずい・・・今剣持ってないし能力が使えなければ 逃げるしかねぇじゃねぇか!? 【ぜってぇ逃さねぇ!・・・お前の右目・・・奪ってやる・・・】 -------------------- はぁ・・・2日前からあの調子で四六時中あいつに 追いかけられて・・・ お腹もすいた・・・なにか食べてぇ・・・ そして・・・煙草の匂いが微かにする裏路地で・・・ 見つけた店・・・そう、それが・・・ 「キサラギノモリ」。 ------------------------ えっと・・・何頼んだっけ・・・そうだ・・・オムライスだ・・・ 僕はオムライスを口に運び、 ほうばった。・・・美味しい。 言葉に出るほど美味しかった。こんなに美味しいものを食べたのは幾年ぶりだろうか・・・? そんな安心しきっていた僕は、何故か僕は・・・ 「・・・その僕を追いかけている人物が"上園"ってやつ なんですよ・・・」 その初対面の彼女?彼?に悩みを打ち明けていた・・・ どうしても僕は悩みに耐えきれなかったのだろう。 しかも・・・パートナー(悪魔)についても いつの間にか話していた・・・しかし・・・ 彼女は・・・嫌な顔もせず、 相談を受け抱えてくれた。 ---------------- ここまで夢見心地だった僕だったが、 『なるほどなるほどぉ…だからかぁ、一度暗殺依頼…』 "暗殺依頼"。この言葉を聞いて僕は頭から水をかけられたように頭が冴えた。 そうか・・・思い出した・・・ この人・・・"八咫烏 レオン"! 知ってる・・・情報は聞いたことがある・・・ 僕も裏で情報屋 確か・・・いや・・・それにしても、 何で・・・相談を?・・・なんか言ってた気がするけど、 お腹が空いて、覚えてない・・・ そんなことを思っていたが、 『僕の友達…あ、いや…如月リップさん、さっきオムライス作ってくれてた人も情報屋さんで()色々お世話になってるんですよぉ()』