爺孫 第一話 売り込み 宇島隆史「お...落ち着けマンドラゴラ...」 マンドラゴラ「キエエエエエエエエエエエエ!!」 隆史「お...落ち着...うわああああああああああああ!!」 ガバッ!! 隆史「っはぁっ!!」 隆史「はぁ...はぁ...夢...」 ガチャッ 隆史「ん?」 隆史「爺ちゃん、こんな夜中にどこ行くの?」 栄介「おお、隆史、起きたのか」 栄介「ちょっと札幌へ、ワシ特性の飴を売り込みに行こうと思ってな」 隆史「ふーん」 隆史「俺も付き合うよ」 栄介「おお、ありがとう...」 ブロロロロロロロロロロロ... 札幌 ファミリーレストランヴォーノ 札幌店 ドンドンドン!! 隆史「じ...爺ちゃん...」 栄介「爺ちゃんです!!」 栄介「どなたですか!!」 栄介「爺ちゃんです!!」 栄介「では、お入りください!!」 栄介「ありがと~」 ブンッ 隆史「待て待て待て待て待て待て!!」 栄介「何じゃ隆史」 隆史「何じゃじゃないよ!!」 隆史「何しようとしてんの!?」 栄介「きゅっとしてドカーン」 隆史「明らか蹴ろうとしてたよね!!」 隆史「うるさい孫じゃのお...」 札幌店店長 吉橋桐生「おめぇもな...」 栄介「おお吉橋」 隆史「誰?」 栄介「この店のオーナー、吉橋桐生じゃ」 隆史「マジ!?」 ドサッ 隆史「こここの度はうちの爺ちゃんが...」 桐生「良いよ良いよ、このくらい日常茶飯事だから」 隆史「に...日常...」 桐生「で、今日は何を持ってきたんだ?」 栄介「これじゃ」 桐生「飴かー...」 桐生「爺ちゃん、飯たらふく食った後に飴って気分にはならなくない?」 桐生「爺ちゃん農家なんだから...ソフトクリームとかないの?」 栄介「ガリガリ君ならあるぞ」 桐生「自分で作ったもん渡せ」 終