S-Trains⑥ 近鉄奈良駅 ゴォォォォォォ... キィィィィィィィィィィ シューッ... ガチャッ レン「はぁーっ...やっと業務終わった...」 レン「早く帰って寝よ...」 ゴォォォォォォ... レン「ん？」 キィィィィィィィィィィ... シューッ... ガチャ チルノ「あんたが近鉄奈良線のレンね！！」 レン「違います人違いです」 チルノ「嘘おっしゃい！！その目を見れば分かるわ！！」 じゃあ何で聞いたん？ レン「で、俺に何の用ですか？妖精さん」 チルノ「埼京線のチルノよ！！」 大妖精「大妖精です」 レン「はぁ...」 チルノ「今夜あたいとバトルしなさい！！」 レン「嫌です」 チルノ「問答無用！！」 チルノ「さいきょーのあたいの力を、思い知りなさい！！」 レン「...もしかして」 レン「最強だから...埼京線？」 大妖精「...」 大妖精「何か？」 レン「何でもございません」 チルノ「じゃあ早速始めるわよ！！」 「カウント始めまーす」 「ゴー」 「ヨーン」 「サーン」 「ニー」 「イーチ」 「はいゴー」 ギョアアアアアアアアアア！！ チルノ「ついてきなさい、サーキットで鍛えたあたいの腕前を見せつけてあげるわ！！」 チルノ「さとりが取り付けさせたこのビデオカメラ」 チルノ「何のつもりかは知らないけど、5800を撮るためなら当て外れ...」 チルノ「...!!」 「追いついたと思ったら」 「何の躊躇もなく」 「抜きに行ってるぜえっ！！」 チルノ「...!!!」 プァァァァァァン 「あ...」 「あっけねぇ...立ち上がりでゴボウ抜きかよ...」 「103だってヘタクソどころか結構やり手だぜ、すごいと聞いてはいたがこれほどとは...」 チルノ「ついていけない、コーナーを抜けるたびに確実に差が開く...」 チルノ「けっ...けーね...!!」 上白沢慧音「チルノ...非常ブレーキは非常事態のときに使うブレーキだ...うっぷ」 ゴァァァァァァァァァァ... チルノ「！」 チルノ「このクルマは...！！」 秦こころ「こいし～」 こころ「そろそろ起きて来いって～、さとりが呼んでるぞ～」 こころ「反応なし」 こころ「つーかこのドア何」 ガチャ... バーン 「おい！！ここどこだよ！！」 「知らねーよ！つーかどけ！！」 こころ「コメントは勘弁(ry」 こいし「こころちゃん」 こいし「助けて...」 こころ「さとり～、こいし救出したぞ～」 さとり「救出？」 さとり「チルノなんか問題にならないくらい雨の場数を踏んでる走りね...」 さとり「ドライとはクリッピングが微妙に違う」 さとり「鮮やかなもんね...」 こいし「あーあ、あっという間に5800が見えなくなってるね...」 こころ「ビデオ巻き戻してくれさとり...どうせこの先何も映ってないんだろ...?」 さとり「いや、映ってるの、意外なものが」 リン「レンまずいよ、追いついて来た...」 レン「いや、違う」 レン「103じゃねえ...」 こいし「お姉ちゃん！あれは...！！」 さとり「ええ」 レン（あれが...） レン（阪急電鉄8200系...） レン「リン、どっかに掴まれ」 リン「へ？」 レン「もう一本行くぞ...」 ギョアアアアアアアアアアア！！ レン「こいつ、すげぇ...とんでもないヤバいのが出た...」 レン「ナニモンだぁ！？」 生駒 レン「今まで出会った中でもこいつ...最強かも....！！」 レン「クソォ！！」 長田 レン「遠慮しないぞ...100％の全開モード...!!」 深江橋 レン「クルマもスゲーけど、ドライバーもすげぇ...」 レン「こうなりゃ奥の手を出して、意地でも振り切ってやる...」 谷町四丁目 ガッキン！ ギャアアアアアアアア！ レン「！」 レン「ダメだ...」 レン「ブレーキングで詰められない相手じゃ、手も足も出ねぇや...」 終
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体・事故などとは関係ございません。 元ネタ 電車でD
