鉄道競技13 つくばエクスプレス 秋葉原駅 キッキッキィィィィィ... シュカ～ッ... ガチャ 須野田「…」 翔太「…」 翔太「遅かったな」 須野田「ドタキャンしたやつの言うセリフか！！」 翔太「ごもっとも」 須野田「…それより、南海本線で俺が言ったこと、覚えてるか？」 翔太「…」 翔太「はにゃ？」 須野田「完全に忘れてんじゃねーか！！」 翔太「冗談冗談、ちゃんと覚えてるよ」 翔太「俺にとってはこいつがいいクルマなんだ、最新車両だし」 須野田「最新ではないだろ…」 翔太「…それより、さっさと始めようぜ、バトル」 須野田「…ああ」 翔太（先行は俺で、オレのタイミングでスタートして、ゴールまでに抜かれたら俺の負け） 翔太（抜かれずに逃げ切れたら…） シューッ、シュッシュー… 翔太（俺の勝ち） スー… クワッ！！ ガッ！！ ギョアアアアアアアア！！！ 須野田「フッ」 ガッ！！ ギョアアアアアアアアアア！！ 須野田「なるほど...大ミエを切るだけあって、少しは早くなってるな...」 須野田「面白い...万博記念公園までに決着をつけてやる！！」 新御徒町 「うおーっ！！」 「はえーっ！！」 「すげーっ！！」 「やっべーっ！！」 「すげー！！すげー！！」 今田「つくばエクスプレスは、地下区間を除けばタイトなコーナーは少ない」 今田「ストレートをどれだけ早く走れるかで、勝敗が決まる」 翔太「ほぉ...」 今田「…知らんけど」 ガクッ 翔太「なんなんだよテメーよぉ！！！」 今田「まぁ、頑張れよ」 ブツッ 浅草 ゴァァァァァァァ！！ ガキン！！ ギャアアアアアアアアアアアアア！！ ガキン！！ ゴァァァァァァァァ！！ 翔太（シールドトンネルで助かったぜ…柱あっても片輪ドリフトでいけるけど） 翔太（しっかしはぇえなぁ…全然ちぎれねぇ…） 翔太（よし、あれやるか…） 翔太（仕掛けるポイントは...北千住を出てすぐの左コーナー！） 北千住 ゴァァァァァァァ！！ ガキン！！ 須野田（！？） 須野田（何故だ...！？ドリフトしてないのに何故そんなに安定してるんだ…!!） 須野田（!?） 須野田（なん…だと…） 「単線ドリフトぉ！？」 「しかも全輪！！」 須野田「…フッ、やるじゃねえか、翔太」 須野田「だがこれで終わりだと思うなよ…」 ガッ！！ 須野田「俺を本気にさせるとこえーってことを…思い知らせてやる！！！」 ギョアアアアアアア！！ 翔太（ちっ…追い上げてきやがった…全ノッチ入れてなかったのか…?） 翔太（しょうがねぇ、あれやるか） 翔太（…いや、やめとこう） 翔太（まだその時じゃない） 今田「じゃあいつやるんだよ」 翔太「今でしょ」 ドガッ 今田「あーーーーーーーーー」 須野田「!?」 翔太「ったく…」 バタン 須野田「なんとも不思議なクルマになったもんだ...」 須野田「パワーは格段に上がっているようだが、何よりも加減速の挙動が以前と全く違う」 須野田「超高回転型の主電動機に、多段マスコンというところか...」 須野田「確かにお前なら乗りこなせるかもしれないが...」 須野田「こざかしいぜ！！その程度で俺に勝てると思っているのか！！」 守谷 翔太「いくぜ...」 須野田「ここからは本物のパワーが必要なんだ！！」 ダンッ！！ ダンッ！！ 翔太「許容120...ターボ！」 須野田「見せてやるぜ...須野田武流、勝利の方程式！！」 ゴァァァァァァァ！！ ガッキン！！ ギャアアアアアアア！！ ガッキン！！ ギャアアアアアアア！！ ガッキン！！ ギャアアアアアアア！！ ゴァァァァァァァ！！ ガキン！！ ギャアアアアアアア！！ imadayuki「ネタ切れのためカット」 翔太「はぁ！？」 つくば 須野田「俺はもう帰る」 翔太「え！？もう！？」 須野田「何だ？最後シケインとかもなかったろ？何話すんだ？」 翔太「...」 須野田「じゃあな」 バタン ヴ～... ゴォォォォォォ... ガタンガタン...ガタンガタン... 須野田（…） 須野田（認めてやる...良いクルマだ...） 須野田（今田が目をかけている理由が分かった…） 須野田（あいつはいつか大物になる、いずれ今田も三次郎も超えていくだろうな…） 須野田（…いや、流石にそれはねぇか…） 須野田（流石にな…） イギリス サザン鉄道 キャノンストリート駅 高崎五郎「酒井翔太？」 五郎の父 高崎十五朗「関西で負けなしと言われてるかなり有名な走り屋だ、何でも、あの須野田武を負かしたそうだぞ、須野田のホームコースで！！」 五郎「ふーん…」 十五朗「…受けてみないか？このバトル」 五郎「…フッ、良いぜ、やってやろうじゃねえか」 五郎「酒井翔太、お前の無敗神話も今日で終わりだ！蒸気機関車の底力を見せてやる！」 終
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体・事故などとは関係ございません。 元ネタ 電車でD
