鉄道競技10 東花園検車区 三次郎「さーて…」 三次郎「始めるかの…」 近鉄奈良線 近鉄奈良駅 翔太「ゴォ！！」 須野田（何か言うことはあるか？今田） 翔太「ヨォン！！」 今田（別に） 翔太「サァン！！」 今田（さぁ…始めようぜ、須野田） 翔太「ニィ！！」 今田「本物のバトルを」 翔太「イィチ！！」 翔太「ゴォォォォ！！」 ガッ！！ ギョアアアアアアアア！！ 「7000が前だ！！」 「頭半分抜け出したぁ！！」 津口「今田さん...俺は、今田さんの強烈な回復運転に痺れてR電鉄に入社したんだ...」 津口「電車バトルで今田さんに勝てる奴なんて、一人もいないよ」 津口「他所から来た奴なんかに…負けるわけねぇよ」 今田「…」 須野田「さすがだな…今田…」 須野田「この俺の目から見ても…お前のレコードラインは完璧だぜ」 須野田「だがそれゆえに…俺はもうお前が怖くないんだ！！」 須野田「額田までに勝負を決める！！」 ゴァァァァァァァ！！ 学園前 ガキン！！ ギャアアアアアアアアア！！ 「あの今田さんがホームに当てるかァ！？」 「信じられねぇ！完璧なコントロールが出来る人なのにぃ！！」 コマンド（完璧なコントロール...？） 将棋「お前...またどっかで車両ぶつけてきたろ...」 「あぁっ！！またホームにぶつけた！！」 今田「ちっ...また脱線した...」 コマンド「...出来てたっけ？」 レッドストーン「え、うーん...」 ゴァァァァァァァ！！ 須野田「堕ちろ！！カリスマ！！」 ギャアアアアアア！！ 「抜かれたぁ！！」 「ヤバいぜ！この先抜き返せるようなポイントはねぇぞ！！...知らんけど」 今田（クルッとまわってドカンと立ち上がる、加速競争では手も足も出ないな...） 今田（ゾクゾクするぜ...最高のゲームだ！！） 今田（のるかそるかのワンチャンス） 今田（ちらちらと見え隠れする針の穴のような突破口を突く！！） 布施 ゴァァァァァァァ！！ ガキン！！ ギャアアアアアアアア！！ ガキン！！ 須野田（！） 須野田（何だあの技！！） 今田「急コーナーを足掛かりにし、お前の唯一の弱点を突く...!!」 今田「須野田...お前の弱点は単線だ」 今田「あえて言うなら！！」 今田「単線が下手くそだって事さ！！」 須野田「今田...テメー！！このヤロー！！」 ゴァァァァァァァ！！ 大阪難波 須野田「何故だ今田...」 須野田「どうしてもわからねぇ...単線がヘタクソって何だよ...」 今田「首都圏新都市鉄道は、地下区間を除けば、ドリフトのできる複線区間がほとんど」 須野田「複線なのはどこも同じだろ...」 今田「俺はプロになる前、狭軌で一部単線の神戸電鉄三田線をずっと走りこんでいた...」 今田「それが俺とお前の...」 今田「テクニックの差だ」 ガチャッ ヴ～... 須野田（...） 須野田（やべぇ...説明されてもよく分かんねぇ...） プァァァァァン 中百舌鳥検車場 翔太の父 酒井秀太「8000が遅くなった？」 翔太「ああ...」 秀太「バカ言え、あんな良いモーター積んで遅くなる訳ねぇだろ」 翔太「んなこと言うなら、一回添乗してみろよ」 翔太「重いし遅いし脱輪したら戻れねぇしで最悪だぞ」 秀太「脱輪して戻れないのは当たり前だろ...」 秀太「...分かった、そこまで言うなら乗ってやろうじゃねえか」 秀太「早速行くぞ...翔太」 翔太「おう...」 大阪メトロ御堂筋線 西中島南方 秀太「マスコン変えたのか」 翔太「ああ、折っちまって...」 秀太「マジかよ…」 シュッシュー... 翔太「それじゃあ...早速始めるか...」 ガッ！！ ギョアアアアア！！ 終
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体・事故などとは関係ございません。 元ネタ 電車でD
