鉄道競技7 リン「私と…!?」 久慈田「そうだ、このバトル受けてもらいたいぜ…」 久慈田「俺は雨の走りには自信があるんだ…それとも何か？お前雨でビビってんのか？」 へそ「…」 へそ「分かった、やってやる」 リン「！？」 「受けたぞぉ！！こりゃあ見ものだぁ！！」 「京急新1000形が雨の三田線を走る！！」 へそ「え」 「オレ、運転指令に連絡するぜ！！」 リン「ちょ...ちょっと...」 へそ「安心せい」 へそ「お主のテクニックがあれば、あんなの屁でもないじゃろう」 へそ「さぁ、行くぞリン」 リン「...」 リン「うん！！」 宗「カウント行くぜ！いきなりゴー！」 宗「ヨン！！」 宗「サン！」 宗「ニー！！」 宗「ゴー！！」 ガッ！！ ガッ！！ ギョアアアアアアアア！！ 毅「宗」 毅「楽しんでくれて何よりだ」 宗「ちくしょう！！バカ親父ー！！」 へそ「ワシらも行くか...」 リン「うん」 ガッ！ ドーレミファソラシドー♪ レン「どんどん差が広がっていく...」 レン「まずいぞこの先...コーナーばっかだしドリフトできないからドンドン差が広がるぞ...」 へそ「誰がドリフトできないと言った...?」 レン「へ...?」 岡場 ゴァァァァァァァ！！ 久慈田（勝った…このバトル…っ！！） 久慈田（毅さんが複線を跨がずにドリフトするとかなんとか言ってたけど、そんな技あったとしてもこんなツルツル滑るレールの上でドリフトなんて不可能！！） 久慈田（神鉄三田線の低速セクションでバックミラーから消してやるぜ！） 久慈田（毅さんが取り付けさせたこのビデオカメラ…） 久慈田（何のつもりかは知らねーけど、新1000を撮るつもりならあて外れ…） 久慈田（！？） 「食いついたと思ったら」 「何の躊躇もなく…」 「抜きに行ってるぜぇッ！！」 ゴァァァァァ！！ 「あ…」 「呆気ねぇ…立ち上がりでゴボウ抜きかよ…」 「9000だって下手くそどころか結構やり手だぜ…一体何者なんだ…あの京急」 久慈田「ついていけない！！コーナーを抜けるたびに確実に差が開く…」 久慈田「か…母さん！！」 「久慈田や…発車する時はゆっくり加速するんだよ…」 ゴァァァァァァァ！！ 久慈田「うっ…!!」 久慈田「このクルマは…!!」 未野崎「翔太〜、今田さんが呼んでるぞ〜」 未野崎「…反応なし」 未野崎「なら強行突破！！」 ドガッ！！ デン！！ 未野崎「コメントは勘弁してください」 翔太「未野崎」 翔太「助けてくれ」 未野崎「今田さ〜ん、翔太救出しました〜」 今田「救出？」 今田「久慈田なんか問題にならないくらい雨の場数を踏んでる走りだ」 未野崎「何で部屋の中にPC枕木があるんだよ、おかしいだろ」 翔太「知らねーよそんなこと…」 今田「荒っぽい走りだが、何故か安定してる」 未野崎「あ！まさか盗んできたのか！？」 翔太「ちげぇよ！！誰があんなバカ重いもん盗むんだよ！！」 翔太「あーあ、あっという間に京急が見えなくなってるぜ」 翔太「ファ〜ア…ビデオ巻き戻してくれよ師匠…この先何も映ってねぇんだろ？」 今田「いや…映ってるんだ、意外なモノが」 横山 ゴァァァァァァ！！ レン「やばいぜ、追いついてきた」 リン「いや…違うよ…」 リン「9000じゃない…」 翔太「っ！」 翔太「師匠っ！！こいつは…っ！！」 フシャーッ！！ 今田「厄介なのが出てきたな…」 へそ（あれが…） へそ（つくばエクスプレスTX-2000系...!） 今田「いずれはこっちに乗り込んでくる、選抜チームの編成を急がないとな...強敵だぞ!!」 翔太「上等だ、私鉄王国関西の底力、見したらぁ！！」 今田「俺らここに来てからまだそんなに経ってないだろ」 翔太「黙れ」 終
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体・事故などとは関係ございません。 元ネタ 電車でD 登場人物 桜木久慈田 坂本毅の弟子 あまり速くはない 毅曰く、雨の時に実力を発揮する…らしい 使用車両は阪急9000系
