鉄道競技3 阪急大阪梅田駅… 今田「負けたら…」 今田「本当に地べたに手をついて…」 今田「謝るんだろーな！？」 Imadayuki「やめろ今田！わざわざ2000を持ってくるなんて、絶対なんか企んでるぞ！！」 今田「いや、やめねー、俺はどうしても許せねぇんだよ…」 今田「あいつ…俺の弟子の頭踏みやがってよぉ…」 今田「ふざけんなよ…」 今田「俺にもやれよ…!!!」 Imadayuki「…」 ずんだもん「き…きりたん！！やめるのだ！！」 ずんだもん「今度ばかりは絶対に勝てないのだ！！」 きりたん「そう言って毎回勝ってきたじゃないですか」 ずんだもん「そ…そうだけど…」 きりたん「さ、そろそろ始まるんで離れてください」 ずんだもん「…」 「それじゃあカウント始めっゾォ！！」 「五秒前ェ！！」 「ヨォン！！」 「サァン！！」 「ニィ！」 「イィチ！！」 「GO!!!!」 ギョアアアアアアアアア！！ 「7000が前だった！！」 「アタマ半分抜け出したァ！！」 きりたん「ほぉ…中々やるじゃないですか…さすがはプロです…」 きりたん「ねっ！！」 ドガン！！ 今田「！？」 きりたん「脱線するほど強くは押していません…」 きりたん「相手の姿勢を一瞬崩してやるだけで…乱れた挙動が回復するまでは力行できない…」 きりたん「こっちはただ空いた軌道を全開で進むだけで…」 きりたん「イージーに前に出られる！！」 今田「くっ…!!」 きりたん「オラオラさっきの元気はどこ行ったぁ！！」 きりたん「ビビってノッチ入れられないんですかぁ！？」 きりたん「かっはー！！プロがこのザマとは、情けないですね〜！！」 きりたん「それじゃあ先に行かせてもらいますね！！アディオス！」 今田「…いくらプロ相手だからって」 今田「やっていいことと悪いことがあんだろうが！！このクソガキ！！」 今田「ヤロー、ハメやがったな…ムカついた！！」 今田「テメーみてーなカスにはゼッテェ負けねぇかんな〜！！」 未野崎「負けねぇかんな♡許さねぇかんな♡橋本か〜んな♡」 桜並「急にどうした…」 ゴァァァァァァ！！ 「2000が前に出てる！！」 「本気出しても逃げ切れないのか！？あの今田が！！」 きりたん「おっ…また近づいてきましたね…」 きりたん「ですが、絶対前には出させませんよ！！」 ギャッ！！ ドガン！！ きりたん「なっ…!!」 きりたん「効いてない…!」 今田「同じ手が2度通用すると思うなよ」 きりたん「くっ…！」 きりたん「ぐわああああああああああ！！」 阪急梅田駅… 今田「後半、手を抜いて走ってなかったか？」 きりたん「はい」 今田「一体何故…」 きりたん「勝てないと確信した相手には全力を出さないのが、うちの鉄則なんですよ」 今田「…そうか」 きりたん「それでは」 バタン ヴ〜… 今田「…」 今田「さて、俺も帰るか」 翌日… 東花園検車場 ガチャ 今田「はよーっす」 ドゴッ 今田「いきなり殴るな！！訴えるぞ！！」 偽今田「お前昨日…どっかで車輌ぶつけてきたろ」 今田「ぶつけたっていうかぶつけられた」 偽今田「…まぁそんなことはどうでも良い」 偽今田「修理代はお前が払えよ？」 今田「えー…」 偽今田「えーじゃない！！」 今田「ったく…ケチなんだから…」 偽今田「あ、そうそう、お前に手紙が届いてたぞ」 今田「お、もしかしてラブレター？」 偽今田「んなわけねぇだろ、挑戦状だ」 偽今田「来週月曜、阪神大阪梅田駅で待つ」 終
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体・事故などとは関係ございません。 元ネタ 電車でD
