超大型旗艦級戦艦「タイタン」 分類:超大型潜水移動要塞 【基本概要】 [全長] 4.5km [全幅] 2km/1.6km(艦首ESD機構格納時) [全高] 2km/1.6km(艦首ESD機構格納時) [速力] 最大17ノット [潜航深度] 最大6000(最上部5000、最下部7000) [建造コスト] 100兆円 [主機] SHT核融合炉×24 ガスタービン×12 ディーゼルエンジン×48 [予備] 超大型リチウムバッテリー×200 超大型エネルギーキャパシタ×8 超大型超電荷バッテリー×150 エネルギー圧力充電中枢(ESD用)×1 [推進器] 81枚翼半内蔵SHTスクリュー×6 磁場制御コイル誘導式超大型半内蔵スクリュー×1 補助大型スクリュー×48 側面ポンプジェット補助旋回促進姿勢制御装置×104 側面旋回促進プロペラスクリュー×208 【武装】 2000mm連装レールカノン×8基(16門) 電磁音響衝撃波爆縮照射装置(Electroacoustic shock wave implosion irradiation device、ESD)×1基 電磁パルス衝撃波シールド「スマートボム」発射機×16基 「スマートボム」爆薬リチャージャー×128基(8セット) 200mmレールカノン×10基 SLBM発射筒×24基 VLS×840セル 324mm魚雷迎撃魚雷発射管×260門 533mm魚雷発射管×36門 650mm魚雷発射管×24門 2m深深度魚雷発射管×6門 近接防護音響兵器「Guardian」36基 CIWS×16基 対空高エネルギーレーザー砲×128基 各種通常電子戦装備 【搭載機/設備】 潜水艦個別格納ドック×40 潜水ステーション(母艦)機能 水中戦闘ドローン×80 無人戦闘機×600 対潜哨戒ヘリ×16 汎用ヘリ×24 F-77X2×160 【詳細説明】 形なき無の開いた顎から、見よ、有がほとばしる。 それは汝や我の想像の及ぶ有にあらず、原子よりもなお始原に近き有にして、絶えず崩れゆきつつ生まれくるもの。 それは混沌にして静寂の申し子、無への道である。 無の渇望が世界を覆う時、闇が地を呑みこみ、通り過ぎた後に無が続くであろう。 形なき無の開いた顎から、見よ、有がほとばしる。 --タッグシュタット・ハインリッヒ博士-- 著書「ソレッポーイ・ブンショ」より 《タイタン》 戦艦--tagpedia-- 戦艦とは、水中を移動する全長数キロメートルの移動要塞である。 ========================================== 全長4.5キロの非チート国史上最大の超大型潜水艦、戦略兵器。潜水艦ではあるが名称分類は「超大型旗艦級戦艦」、軍事分類は「超大型潜水移動要塞」である。全体としては戦艦または要塞扱い。 その巨大さによる電力的余裕から莫大な電力を消耗する超大口径の2000mm連装レールカノン(レールガン)及び戦略決戦兵器「電磁音響衝撃波爆縮照射装置」(Electroacoustic shock wave implosion irradiation device、ESD)を搭載しており、陸上基地・都市や要塞・大型艦に対し絶大な威力を誇る。しかし小型艦や航空機に対しては非常に脆弱であり、戦時中に単独で外洋に出ればそのヘイトから防空艦を随伴させられなかった坊ノ岬の戦艦大和の如く、あっという間に撃沈されてしまうだろう。汎用性的観点から見れば戦艦大和の方がずっと単独対処能力が高いと言える。そのため単艦運用は一切想定しておらず、作戦行動時には必ず特殊仕様の攻撃型潜水艦で構成された大規模な護衛潜水艦隊を随伴させる。タイタンはそのために潜水艦収容ドック、母艦機能を備えている。また、座礁の危険から大陸棚に侵入出来ない。 コストとしては一隻でTag帝国の国家予算から100兆円を消し飛ばす。 タイタンは極めて強力だが運用に大掛かりな準備と細心の注意が必要であり使い勝手が極めて悪い上、そのコストから撃沈されれば国家財政に甚大な損害が出るため基本的には後方待機であり出撃するのは相当な大規模戦の時か制海権を完全に確保した時のみである。 とはいえ、航空機などに対して脆弱とは言っても費用対効果で見ればの話であり、タイタンはハリネズミのような防御兵装を備えている。特に対魚雷・対潜ミサイル防御は鉄壁であり、後述する「スマートボム」、「Guardian」、一般艦艇に搭載されている魚雷迎撃魚雷などを多種多様に装備している。またタイタン自体重装甲化された外殻と重装甲化された多重水密隔壁(4層)を備えており、護衛艦隊を随伴させたタイタンを撃沈するにはESD発射後の隙を突くか陸海空軍の稼働可能な全戦力で総攻撃を掛ける必要があるだろう。しかし、その頑強さを踏まえても機動性の低さから一度補足されると逃げ切ることが非常に困難であり、撃沈されるときは呆気なく撃沈され得る事も留意すべきである。またタイタンはSLBMや核砲弾を装備しており一応の核戦力ではあるもののタイタンの真価は非核戦争下で発揮されるものであり、これらが使用される可能性は限りなく低い。 既に八隻が就役しているタイタンは2度の世界大戦を含む多数の実戦に投入され、敵イーグル連邦海軍の瞬時の壊滅を以てその圧倒的な威力を世界に知らしめた。 《電磁音響衝撃波爆縮照射装置(Electroacoustic shock wave implosion irradiation device、ESD)》 有効射程600km 最大射程800km 連射不可 タイタンに搭載される戦略兵器、タイタンの決戦兵器。超高出力の電磁パルスと音響衝撃波を指向性で照射する。最大射程は距離800km、ただし距離600km以遠は距離減衰が発生するため事実上の有効射程距離は距離600km以内である。また、射角範囲は最大180度まで取ることができる。タイタンはESD発射のために回頭、専用エネルギーキャパシタに時間を掛けて電力を充填する必要がある。 船や戦車を直接的に撃沈・撃破する事は出来ないが極めて強力な電磁パルスと音響衝撃波によって対象の全ての電子演算機器(レーダー、コンピューター等)を破壊し、目視戦しか出来ない状態にする。海上であれば音響衝撃波は人体にも及び、これをまともに喰らった人間は文字通り木っ端微塵になるだろう。 また、勿論本兵器は都市などへの攻撃を想定しており、電磁パルスによって一瞬で複数の大都市をブラックアウトさせる事が出来る。 タイタンの艦首の形状は本兵器のための物である。 しかし当然発射母体であるタイタンの負荷も尋常ではなく、タイタンは指向性とはいえ強力な電磁パルスの影響を受けないよう全電源をシャットダウン、発射後電力キャパシタが安定域に達するまでそのまま再充電を行う必要があるために発射後5分間主電力を使用しない「スマートボム」を除き全兵器使用不能・30分の間移動不能となり、その間一切のエネルギー兵器を使用出来ない。 《2000mm連装レールカノン》 射程1500km 発射速度:3発/分(両門で6発/分) 弾種:徹甲弾(AP、無弾頭)、徹甲榴弾(APHE)、榴弾(HE)、クラスター弾、核砲弾 タイタンが8基装備している超大口径主砲。タイタンの対地・対艦攻撃におけるESDと並ぶ主要火力である。常時は上部の2門以外は船体に格納されている。 莫大な電力を消耗するというレールガンの問題点を圧倒的な電力余裕を持つタイタンで解消した。本砲は口径が桁外れとはいえ全てレールガンの原理原則に則っているが、特筆すべき機能としてはタイタンの基本運用に合わせて水中発射が可能である事だろう。発射された弾体は超高温であるため、水中で発射すると弾体と接触する海水は弾体が灼熱である限り瞬時に蒸発し、気泡となる。要するに現実のロシアのシクヴァルのようなスーパーキャビテーション原理で砲弾と海水の間に空気の壁を生み出す事によって海水の抵抗を受けずに海面に到達することが出来、マッハ24で飛翔する弾体はタイタン最大深度の深度6000mであっても0.75秒足らず((6000-800((砲塔の位置を考慮した深度引き下げ)))÷(340×24))で水面に到達することが出来るため、弾体は冷却される前に気泡効果を受けたまま水中を突破できる(もっとも、深度6000mでの射撃機会など現実的にはそうそう無い上それほどの深度では水圧で無弾頭の徹甲弾以外使用不能である点には留意)。 発射爆薬の限界に捕らわれないレールガンは電力が足りていれば弾頭形状にもよるが弾頭重量が大きいほど空気抵抗を受けず射程が伸びるため、射程は1500kmもある。また、レールガンの射程の次の真価として莫大な電力と引き換えの最大効率時の連射速度が挙げられるが、タイタンは恐ろしいことに本砲8基16門を電力安定を維持しながら最大効率で運用し続けることが出来る。よって、弾薬が尽きるまで半永久的に撃ち続ける事が出来る。1発で空母・戦艦を木っ端微塵にし、1斉射で都市そのものを消し去る事ができるこのタイタンの主砲の存在は、制海権を失った敵国の遠くない未来を明確に示していると言えるだろう。 《電磁パルス衝撃波シールド「スマートボム」》 射程:半径1.2km 再装填時間:2〜3分 電磁パルスにより瞬間的に球状のシールドを展開し、半径1.2km内のミサイル・魚雷等の誘導装置を破壊する。グラート共和国の電磁パルスAPS「Hati」を参考にTagの技術を導入して開発された。爆薬及び中性子の連続爆発・分裂によって電磁パルスを発生させるため、大きな電力を消費しないが単体では再装填に数分掛かる。当然1.2km以内であれば友軍兵器にも影響を及ぼすため、タイタンの水中戦闘ドローン、及びタイタンの外殻は全て電磁パルス防護措置が施されている。タイタンの護衛潜水艦も小型電磁パルス衝撃波シールドを搭載するため同措置が施されているシーウルフⅡ型原潜と特別に同措置が施されたキロ級潜水艦などで構成されている。魚雷迎撃魚雷・ジャミング・近接防護音響兵器「Guardian」を全て突破された時の魚雷・ミサイル迎撃の最終防衛手段、ESD発射後5分間の御守りとなる。 《「スマートボム」爆薬リチャージャー》 臨時装填:3秒 再装填時間:2〜3分 「スマートボム」のスピードリチャージャー。 計128基、スマートボム1基に8基搭載されている。 つまり、スマートボムは1基当たり最大9連射することができる。 再装填時間はスマートボムと同じ。 《近接防護音響兵器「Guardian」》 オートリローダー 弾倉:24発 射程:2km 連射間隔:0.5秒 弾倉再装填時間:最大24秒(1発/1秒) タイタン・ESD・スマートボムと共に新規開発された、Tag帝国の最新鋭魚雷・ミサイル迎撃兵器。 水中で音波が空気中の4倍以上の速度で進む性質を利用したもの。読みは「ガーディアン」。 目標魚雷・ミサイル・ロケット弾などに対して音響衝撃波を発射し、信管を圧壊して強制作動・自爆させる。ただし音響兵器の弱点として射程が短く2kmしかないため、複数目標の相手で手間取って距離500m以内に接近されれば迎撃出来ても爆圧により損傷が及ぶ。また、かなり強力ではあるがシステムが大型であり隠密性を大きく下げてしまうため、タイタン以外の潜水艦には搭載できない。水上艦艇でも搭載できる艦は大型駆逐艦以上に限定される。常時は船体に格納されている。 《対空高エネルギーレーザー砲》 射程120km 発射速度:240発/分 実在する戦術高エネルギーレーザーのTag版。仮想国家界は現実世界より多少技術が進歩しているため、仮想国家基準に合わせつつTag帝国の技術を導入している。ミサイルなどにレーザを瞬間的に照射し、弾頭を過貫通して炸薬に直接誘爆させる。水中ではレーザーが拡散するため使用できない。
絵はタイタンを側面から捉えたもの。タップで背景変更。 1番艦「アバター」 就役中 2番艦「エレバス」 就役中 3番艦「ハイペリオン」就役中 4番艦「ラグナロク」 就役中 5番艦「ゼルグート」 就役中 6番艦「アベルト」 就役中 7番艦「エルク」 就役中 8番艦「ウラジーミル」就役中