おきのどくですが冒険の書37番〜呪いの装備品〜 サコ太郎「この宝箱の中身どうしよっかな〜…」 サコ太郎「魔王城近いし、呪いの装備品とかにしたいけど…高いんだよなぁ…」 ???「呪いの装備品ならうちのを買ってください」 サコ太郎「だ…誰だ!!」 呪 我子「人を呪って50年、呪いの武器屋の店主 呪 我子と申します」 サコ太郎「ど…どうも…」 呪「突然ですがサコ太郎さん!!」 呪「うちの装備品、買いませんか?」 呪「うちの装備品は安いし、強力!勇者なんざ魔王様が手を出さなくても勝手に死にます」 サコ太郎「へぇ…ちょっと見てみようかな」 呪「ありがとうございます」 んで 呪「まずはこちら…ジャジャン!!」 呪「私を殴ってくださいTシャツです!」 サコ太郎「ほぉ…」 呪「これを装備すると、殴られます」 サコ太郎「そりゃそうだろ」 呪「まぁ最悪殴られなくても村人から『うわこいつマゾかよ引くわ〜…』と思われます」 サコ太郎「おお!!」 呪「しかも勇者にはただの白いTシャツにしか見えないのでバレることはございません!!」 呪「しかも一度着たら魔王も勇者も関係なく脱げない!!」 呪「しかも安い!!」 呪「これほどまでに素晴らしい装備品が、他にあるのでしょうか!!」 サコ太郎「良いね、買うわ」 呪「ありがとうございます!!」 数日後… サコ太郎「すまん、呪 我子」 呪「何でしょうか」 サコ太郎「間違えて着ちゃったわ、脱がせて」 呪「…」 呪「無理です!!」 サコ太郎「ざけんな」 終