前回↓ https://scratch.mit.edu/projects/687126719 参考:@canvas_truffle様 「ハチの話」
「心配だから、見てきます。」 そういうとマイカは地上に戻るマンホールに入った。 地上に戻ったら、もう夕方。 「アカリさん、大丈夫かな…。」 歩いてすぐに、ヒカリと似ているタコガールがいた。 (きっとこのタコだ) と思ったマイカは、話しかけてみた。 「えっと、アカリさんですか?」 「あ、あなたイカ?」 「そうだけど、元タコ軍団だから、攻撃するつもりはないので…。」 「ふーん。」 ヒカリの時と全く同じ会話だ。性格も似ている。 「ヒカリさんが、心配していましたよ。」 「ヒカリ?あんなお姉ちゃん、最悪!」 「心配なんて、あんな事言ったくせに...。」 アカリは独り言の様に言った。 それとも、独り言だったのかもしれない。 「はあぁぁ。これからどうしよ」 すると突然声が聞こえてきた。 「アカリっっ!!ここにいたっっ!!」 「ヒカリお姉ちゃん!!」 「もう、いいわよ、分かった。地上で一緒に暮らそ。」 「やったーーー!」 (そうだ、私もそろそろ帰らなきゃ…。) 「今日はありがとうございました。私は帰ります。」 「おけおけ!あと明日からはタメ口で話そうね!私達友達だから!」 「友達か…。」 そうして、マイカの引っ越し初日は終わった。 でも、この三姉妹の三女がいつの間にかいなくなったのに、誰も気づいてなかった。 【続く】