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ハチの話 #23 -準決勝②-

CAcanvas_truffle•Created May 3, 2022
ハチの話 #23 -準決勝②-
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Instructions

前章↓ https://scratch.mit.edu/studios/29586791/ ※今回も確認していません!ご了承ください! 『今回のルールはガチアサリ!ステージはショッツル鉱山!』 『両チームとも、お馴染みの持ちブキで対決だ~!』 放送が入る。今回はアサリでの勝負のようだ。 「いえ~い!アカリのブキ使いやす~い!」 通りのいい声が響く。ユウラは、アカリの持ちブキであるワカバシューターでどんどんアサリを集めていく。 「ちょっとユウラ!壊したりしないでよ、そのブキ!」 アカリがユウラに向かって叫ぶ。 「壊さないって~!なんでそんなこと言うの~!?」 「前に貸したブキ壊したからでしょうが!!!」 ユウラが、え?そうだっけ?と言う。 「ユウラ・・・いいからアサリ集めよう・・・」 マイカがあきれた顔で呟いた。 「わ~い!やっぱりスクイクだよね~!!」 ハチがにっこりとする。 「ハチ・・・今度シューター使ってくれない?」 カサネが急にそんなことを言う。 「え!なんで!」 「スクイクばっか使ってたら他のブキの腕あがらないじゃん!」 「え~!?いいよ~!あがらなくて!」 「よくない!!」 「ミントさん、そのシューターで大丈夫ですか・・・?」 エイトがミントに向かって言う。 「あぁ、大丈夫大丈夫。今度はしっかり直してもらったから」 ミントがヒーローシューターに指を差す。 「本当ですか・・・?」 「大丈夫大丈夫、この間実践で使って大丈夫だったから」 「それ試合で使ったんですか・・・」 ミントがダメか?と言う。 「ほら、とにかくアサリ集めるぞ」 「聞いてない・・・」 「やった!ガチアサリできた!」 ユウラが声を出す。 「じゃあ入れに行くよ!」 マイカがインクで道をつくる。 「ん~...」 ユウラがあごに手をそえる。 「何、ユウラ!はやくしないと・・・」 マイカがあせりながら言う。 「そんな急がなくてもいいよ~、あっちがアサリつくったら、止めればいいし」 「えっ?」 「あと、私アサリいらないんだよね~、だからヒカリよろしく!」 そう行ってユウラがヒカリに向かってガチアサリを投げる。 「はっ!?ちょっ・・・ユウラ!?」 「ガチアサリは持ってると~、敵に場所バレるし、いらないんだよね~」 そうユウラは笑う。 「ユウラおねぇちゃん、片手でガチアサリ投げるなんてすごいね~!」 「そ~お?ありがとうユカリちゃん!」 ユウラがユカリに笑顔を向ける。 「あのさ...話するのはいいんだけど・・・」 マイカが手を上げる。 「うん、なあに?マイカ」 「敵にアサリ入れられそうだけど!?」 「ゴール!」 カサネがゴールにアサリを入れる。 「ナイス!カサネ!」 ハチがすかさずアサリを入れる。 すぐにカウントは半分をきる。 「できるだけカウントを―――っ!」 ハチがそう言い終わる前に、誰かからの攻撃。 「視界が狭いよ~」 ユウラだった。 「わっ!」 ハチにヒット。 「ハ、ハチ!」 「キミもだよっ!」 ユウラがカサネにも攻撃。 「あっぶない!」 カサネがギリギリで避ける。 だが・・・ 「あっ」 後にはステージ周りの湖が。 「うわあああ」 足を滑らせて湖へ真っ逆さま。 「周りを見ようね~」 ユウラがそう言った直後、アサリのゴールが戻された。 「お、おお・・・!?」 マイカが目をキラキラさせる。 「ほらっ、マイカ!アサリ集めるよ~」 「あっ、うん!」 マイカはうなずき、アサリを集めだした。 「今度はこっちの番だ~!」 ヒカリがガチアサリをゴールへ。 「カウントをできるだけ進めさせないように!」 ミントがハチ達に声をかける。 「あっ・・・」 ユカリが声をあげる。ブキを落としてしまったのだ。 「ユ、ユカリ!」 ユカリに向かってミントの攻撃・・・ 「今だ!」 声がした直後、ユカリ、ヒカリにインクアーマー。 「っ!」 ミントの攻撃を弾き飛ばした。 「ユカリちゃんをいじめちゃだ~め!!」 そう声がした方から攻撃。 「わっ」 ミントがヒット。 「ミ、ミントさん!」 エイトがそう言ったときはもう遅かった。 「キミも邪魔だよ~」 声がして、振り向くとそこにはユウラが。 「わっ・・・」 エイトもヒット。 「ミントさん!エイトくん!」 ハチがユウラに向かって攻撃。 「とりゃ」 ヒカリがスーパーチャクチを使ってハチの攻撃を弾く。 「えいっ」 ヒカリの攻撃。ハチの後にいたカサネも巻き込まれ、 チャージャーの二枚抜き。 『うわあああああ』 ハチとカサネの大悲鳴。 「ほら!今のうちにアサリいれるよ!」 ユウラがそう言ってアサリを手にする。 あっという間にカウントを進められ、敵の残りカウントは残り12。 「ま、こんなところでいっか」 ユウラが呟いた後、ゴールは戻される。 「まずい・・・!早く挽回しないと・・・!」 ハチがそう言って敵陣地に突っ込んでいく。 「あ・・・ハチちゃん・・・突っ込んでったら・・・」 カサネがそう言ってハチを止めようとするがもう遅い。 「一人で突っ込んだら負けるだけ~」 ユウラがハチに攻撃をする。 「わあっ」 ユウラが言ったとおりにハチは倒される。 「あ~あ・・・挽回のときに突っ込んじゃダメだって・・・」 カサネが片手で顔を覆う。 「えっ!でも今までず~っと突っ込んでたよ!で、勝ってたよ!」 「ハチちゃんは常識を覆してるの・・・」 ハチがえええええ!?と叫ぶ。 「もう出来たんだけどガチアサリ・・・」 ミントがそう言ってガチアサリをカサネの方に投げる。 「うわっ!どういう腕力してるんですか先輩!」 「論点そこじゃないって」 ミントがすぐさまツッコむ。 「よ~し!隙あり!」 カサネがゴールにガチアサリを入れる。 「ナイス!続けるよ!」 ハチとミントが続けてアサリを入れる。 カウントは残り30を切る。 「アサリを入れるのに集中しないでよ!」 ユカリが攻撃。 「よっと」 ミントが攻撃を避ける。 「ちょ先輩!その攻撃私に当たるんですけど!」 ミントの後にいたカサネに攻撃が当たる。 「後見なさすぎ!」 直後、ハチとミントの背後からユウラが現れて、カサネ、ハチ、ミントを一斉に攻撃。 「うわっ」 三人全員ヒット。 「ふふ~ん!もうこれで終わりだね!」 試合残り時間も1分を切り、かなり厳しい状態。 「あれ?そういえばエイトのやつどこ行った?」 ミントが復活して呟く。 「あ、確かに」 「どこ行ってるんでしょう」 「よし!後はガチアサリつくって終わりだね!」 ユウラが呟く。 「え・・・ゴールの守りしないの?」 マイカが心配そうに言う。 「大丈夫大丈夫!さっき全員倒したから!」 「4人全員倒したっけ?」 マイカがそう呟いた直後、再びゴールのカウントが進み始める。 「え!?」 マイカがびっくりして後を振り向く。 「なんか忘れてない?」 エイトがアサリを入れていく。 「あ~っ!!」 マイカがはっとしたように叫ぶ。 「ナイス!エイトくん!」 ハチがアサリを持ってエイトのもとへスーパージャンプ。 カウントが一気に進み、カウントリード。 「やばっ!負ける!」 ユウラが突っ込んでいく。 「あれ・・・さっきユウラ自分で突っ込んじゃダメって・・・」 マイカがユウラを止めようとするが、すでにユウラは敵の元にいた。 「挽回時に・・・突っ込んじゃ負けるだけ!」 ハチがユウラに攻撃。 「うわっ」 ユウラにヒット。 「さっき自分で言ってたよね・・・一人で突っ込んだら負けるって・・・」 「ユウラおねぇちゃん頭悪い!」 「みっともないぞ~ユウラ~」 マイカ、ユカリ、ヒカリがユウラに向かって言う。 「うっ・・・うるさい!」 その後、ハチ達の勝利で試合は終わった。 「う・・・うっかり熱くなって・・・」 ユウラがアカリの前で顔を手で隠して喋る。 「ま~ま~、見てて楽しかったから私はそれでオッケー!ブキも壊されなかったし!」 アカリが手でOKマークをつくる。 「あ・・・それのことなんだけど・・・」 「ん?どうかした?」 アカリがにっこにこと笑う。 「突っ込んでったときにブキ落としちゃって・・・落とした衝撃で・・・その・・・キ・・・キズが・・・」 「キズがついたぁ!?!?」 ユウラが言い終わる前にアカリが叫ぶ。 「そうなんだけど・・・」 「おい!?」 「直したからOKだよね!」 ユウラがアカリの前にブキを出す。 「ちょっ・・・ボロッボロ!?修理代払ってもらうからね!?ユウラぁ!!」 「楽しかったね!あとエイトくんすごかった!」 ハチがにっこりと笑う。 「最後のエイト、すごかった!」 カサネがエイトに向かって言う。 「そ、そう・・・?」 エイトが照れながら呟く。 「なんかいないな~って思ってたら、アサリ集めてたのか!」 ミントがエイトに言う。 「ちょっと忘れられてて悲しかったケドネ・・・?」 エイトがなんとも言えない顔をする。 「わ~っ!!本当にゴメンってそれは!!」 エイトがあははと笑う。 「あ、そうだ、決勝進出祝いにカナさん達呼んで今日ご飯食べようよ!カナさん達も決勝に進んだんだって!」 「お~・・・ついにあのチームと対戦か・・・」 ハチとカサネが話だすと、エイトが急に歩く足を止める。 「どうしたエイト?」 「具合でも悪い?」 ミントとハチが心配すると、エイトがううんと首を振る。 「いいね、ご飯、食べよっか!」 「大丈夫・・・?」 ハチがエイトの顔を覗き込む。 「・・・あ、ちょっと忘れ物しちゃったから家帰るね!」 すると、エイトがそう言って家のある方角へ走り出す。 「時間になったら呼んで!」 エイトが三人に手を振る。 「エイトくん・・・大丈夫かな?」 「で、帰ってきたと」 家に帰るとシャルが待っていた。 「なんで帰ってきたの?」 「いや・・・なんか・・・うん」 「返事しっかりしてくれ~」 シャルがエイトの頬を指でつまむ。 「痛っ!!なにすんだよ!!ってか幽霊なのに触れるのかよ!!」 「触れるよ。前までは無理だったけど」 「・・・?」 エイトが首を傾げる。 「まぁ色々とあったわけ。とにかく、エイトには全部話した方がいいね。闇のこともあるだろうし・・・」 「ちょっと待てよ・・・なんで闇のこと知ってるんだ・・・?話したっけ」 「話されてなんてないよ。でも初めて会ったときから勘づいてた」 「なんでそうなるんだよ...」 シャルは続ける。 「とにかく、本題にいく前に一つ言うことがあるの」 「なんだよ」 「エイトってハチちゃんのこと好きでしょ?」 「・・・はい?」 「いや、だからハチちゃんのこと好きでしょって」 「言うことってそれ!?」 エイトがなんで!?と言う顔をする。 「あ、違うよ。これは今訊きたかっただけ」 「紛らわしいっての!!」 まったく・・・とエイトは呆れた顔をする。 「で?好きなの??好きなの??好きなんでしょ??ほらほら~早く言いなよ~」 「その話は今度!!早く本題入れ!!」 「つまり好きということですねぇ」 「だから違うっての!!」 「じゃあ嫌い?」 「あ~~!!もうイライラしてきた!!」 シャルが満足そうな顔をする。 「じゃあ言うけど・・・エイト、タスキのことは覚えてる?」 「タスキ・・・ってあのイカみたいなタコみたいなイカみたいなヤツ?」 「まぁそういう感じ~?」 シャルは口に指を当てる。 「じゃあエスノ!」 「エス・・・エス・・・?S?」 「なるほどなるほど~知ってそうで知ってないと」 「どゆこと・・・」 シャルは話を続ける。 「まぁそいつら?そいつらと一緒に何かやってる訳ですよ~シャルちゃんは」 「うわ自分のことちゃん付けで言う人久しぶりに見た」 シャルはそこ論点じゃな~いと指を差す。 「人に指差すな」 「それで~シャルちゃん達は人捜しをしてる訳です~」 「話聞け」

Description

シャルはエイトの言葉に耳を向けずに続ける。 「その人・・・まぁ人なのかは置いといて」 「もう全部聞かなくなったこの人」 「そいつは危険なヤツ何ですよぉ~気配からしてこの町にいるみたいなんだけどね~」 「なんでそんな危険なヤツをほったらかしにしてたのかを聞きたいんだけど」 エイトがシャルに言う。 「まぁ色々あったんだよね~まぁそこについてはじき知ることになるだろうし今は言わなくてイッカ♪」 「おい今話せよ...話の流れつかめないんですけど」 「ど~しよっかナ~話すと長くなるんだよナ~」 「あ~面倒くさい」 シャルはじゃあ言わない!と言って話を続ける。 「それに、そいつにもう会ってるよ、エイトは特に」 「・・・え?」 エイトは困惑する。 「そいつ怪物みたいに強いから名前にKがついてるんだよね、まぁ実験体名なんだけど」 「なんか急に話が難しくなったんだけど」 シャルはまぁまぁ~と言う。 「で、そいつを見つけて捕まえるために、エイトくんには協力してもらおうかなって~」 「お断りします」 エイトは即断る。 「え~なんで~」 「単純に面倒くさい」 「も~じゃあ無理でもつきあってもらうよ~」 「おい」 シャルはふふふと笑う。 「エイトにやってもらうことは一つだけ。これをハチちゃんにつけてきて」 シャルがそう言って取り出したのはハチの金のつまようじ。 「あっ!!これ!!ハチちゃんがないないって言ってたやつ!!」 「幽霊だからね~夜にそ~っとタンスから取り出しておいた」 「おい・・・」 シャルはそれと・・・と喋る。 「あと、これから言うこと・・・っていうか今言ったことは絶対に他人に言わないでね!」 「なんで?」 「なんでも~計画が失敗したら水の泡だからね」 そう言ってシャルはぱんぱんと手を叩く。 「はい、これでエイトは何も言えな~い」 「なんですか今の・・・」 「呪文」 「はぁ」 その後、シャルは空中にふわふわと浮きながら言った。 「エイトは闇を宿しているし、普通のイカとかタコとは違うから・・・くれぐれも注意してね」 「何に?」 「奴に狙われること」 エイトは首を傾げた。 「そいつって・・・イカとかに紛れてるの?」 「そうだね~...そうかもしれない。もしかしたら誰かに取り憑いていたりして・・・」 シャルが不気味な笑みを浮かべた。 「おいおい怖いこと言うな・・・」 エイトが手で視線を遮る。 「まぁでも・・・かなり近くにいるのは確か。そうだなぁ・・・エイト、なんか思い当たる人とかいる?」 「え?え~・・・」 エイトは考え込んだ。 「めっちゃ強い人・・・ロットとか・・・」 それを聞いてシャルは腹を抱えて笑った。 「なんだよ・・・」 「いや、ハチちゃんと全く同じこと言ってる!」 「じゃあ違うのかよ」 エイトはまた考え込んだ。 (ロットよりも強いか、同じか・・・となると、あのチームの人・・・?) だが、どう考えても違う気がする。 「・・・いないな」 「そっか~・・・じゃあ仕方ない」 シャルががっかりしたような顔を浮かべる。 「まぁとにかく、ハチちゃんにそれ渡しといてね!」 「はいはい、分かりました」 エイトが素っ気なく言葉を返す。 「それじゃあ行ってらっしゃ~い!皆でご飯!」 「はいはい・・・」 エイトが家の扉を閉めた後、シャルは宙に浮いたまま呟いた。 「いそがないとな・・・」 【第二十三話終わり 第二十四話に続く】 ※今回は、@maika89さんのマイイカ(タコ)、マイカちゃん、アカリちゃん、ヒカリちゃん、ユカリちゃん、ユウラちゃんに出演頂きました! @maika89さん、ありがとうございました!

Project Details

Project ID684090855
CreatedMay 3, 2022
Last ModifiedJune 19, 2022
SharedMay 27, 2022
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