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ハチの話 #7 -予選-

CAcanvas_truffle•Created October 5, 2021
ハチの話 #7 -予選-
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前章↓ https://scratch.mit.edu/studios/29586791/ 高校見学が終わってから、数日後。 リグマの大会の予選出場者が発表された。 「うっわぁ~!!強そうな人ばっか!!」 カサネとハチが同時に言う。 「そう言うけど、2人だって強いだろ...」 ミントはため息をついた。 だが、顔は笑っていた。 「僕達の予選1回戦の相手は結構な強者だね。Xランキング上位者だよ」 とエイトは言った。 4人はカフェに来ていた。リグマの大会の計画を立てるためだった。 「そう言うけれど、ウデマエの強さではないからね」 ハチがそう言いながら、席に届いたドリンクを飲む。 「あ、そのセリフ、どっかで聞いた」 とカサネがハチを指さす。 「ヒトのこと指さしちゃだめだぞ」 とミントは言ったが、すぐに、 「じゃあイカならいいの~?」 とカサネが言いがかりをつける。 「そういうことじゃ...」 ミントがそう言いかけたが、急に顔を机にぷっつぶした。 「3号さん!?」 ハチがそう言って駆け寄る。 「その言い方やめろって...」 ミントがそう言いかけたが、すぐに気力を失った。 「3号さああああああ!?」 「ん」の音が聞こえなかった。 「多分疲れでしょ。ほっとけほっとけ」 とカサネが何事もなかったかのようにドリンクを飲んだ。 「人でなしがいるぞ」 と、エイトがカサネを見る。 「3号さ・・・ミントさん、最近、パトロールだったみたいだし、大丈夫・・・だよね。うん、大丈夫!寝かせとこ!」 とハチは、今気づいたかのようにミントの名を言い直すと、自分が着ていた制服の上着を脱いで、ミントの背中にかけた。 「コホン!えっと、じゃあ立ち回りとかについて考えよう!」 と、カサネが言った。 ハチがカサネの方に向き直る。 「予選の1回戦は、ステージがモンガラキャンプ場!射程が有利だね!1回戦は射程系のブキを持ってこう!」 とカサネが言った。 「じゃあ、僕とカサネ、ミントさんは、射程系のブキにしないとだね」 と、エイトは言うと、「あと、機能性も忘れずに」と付け加えた。 「そうだね!じゃあ、私はジェットスイーパー系統持ってこうかな」 と言った。 「私はギアにメイン性能積んどく」 とハチは言った。 そこで、カサネとエイトがびっくりしたような声で 「ハチまさかスクイクで行く気?」 と言った。 ハチは 「え?そうだよ?」 と言った。 カサネが 「うっわあああああああああああ」 と世界が終わったかのような声を出す。 エイトも顔で表している。 「えっ!?えっ!?ダメ!?」 とハチは右往左往に顔を動かす。 「さすがにハンデ付けよう」 とエイトが言った。 「えっ!ナンデ!?」 エイトが、まだかという顔をした。 「だって、ハチ、エイムが、良すぎる、んだもん。まだ、予選、だし、しまっと、こうよ、スクイック、リン」 と、カサネが途切れ途切れに言った。 その後、「ひっく」と言ったので、しゃっくりのようだ。 「えぇぇぇぇ~~~!?・・・分かった。じゃあ辞めとく!」 エイトがふぅと息をつく。 カサネはその後「ひっく」と言った。 「じゃあリッター持ってくよ!」 ハチが言った直後、 『だから!!』 と大きな声でミントが飛び起きた。 予選当日。 ハチはバレルスピナー、 エイトがデュアルスイーパーカスタム、 カサネがジェットスイーパー、 ミントがスプラチャージャー という結果になった。 対する敵。 .96ガロン、 わかばシューター、 ソイチューバ―、 L3リールガン。 射程としてはハチ達の方が上回っているが、近距離は敵の方が強い。 ハチは、 (近距離練習してきてよかった~) と思った。 エイトやカサネは、 (もう少し近距離ブキ入れた方がよかったかも) と思っていた。 凡ミスである。 そうしていると、放送が鳴ってきた。 『それではここでルールとメンバー紹介だー!!』 ヒメの声だ。 (そういえば、実況するって言ってたな) とハチは思った。 『今回のルールはガチエリアです!ステージはモンガラキャンプ場!このステージでは射程が有利ですが、『塗る』力も試されますよ~!』 イイダの声も聞こえる。 『続いてはメンバー紹介、まずインクカラーがピンク?っつうのか?まぁよく分からんけど』 小さな音で「センパイ、はっきり」という声が聞こえる。 (敵さんイカさんじゃないのかなぁ?アタマがくるりんヘアーだけど) とハチは思いながら放送を聞く。 しばらく聞いていなかったので、結構飛ばされている。 『んで対戦相手!こっちは「マイカ」、「アカリ」、「ヒカリ」、「ユカリ」のカリカリチーム!』 すると、大きな声で 「ちょっと!?カリカリってどういうこと!?あと私『カリ』ついてないんだけど!?」 という怒った声が聞こえた。 『こちらは射程は短いが、近距離でカバーが出来るぞー!!』 「ガン無視!さすが!」 とカサネが言った。 やはり人でなし。 『では準備はいいですか~?』 イイダの声が聞こえてくる。 すぐさま気持ちを正す。 『それでは始めます!』 息を整える。 『lady?』 初めての大会。 『Go!』 始まった。 【第七話終わり 第八話に続く】

Project Details

Project ID579405066
CreatedOctober 5, 2021
Last ModifiedOctober 5, 2021
SharedOctober 5, 2021
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