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ハチの話 #1 -新たなスタート地点-

CAcanvas_truffle•Created July 14, 2021
ハチの話 #1 -新たなスタート地点-
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Description

前章↓ https://scratch.mit.edu/studios/29586791/ あの日見た夕日を思い出す 「おっはよ~」 「おはよハチちゃん~」 「よんg・・・カサネ、目の下くまスゴッ!」 「ちょちょ、ハチちゃん!wそんなに、くまスゴいの?」 「すごいよ!?」 そんな感じで1日は始まった。 「あれ、エイトは?」 「なんか具合悪いって」 「えぇ~?マジで?風邪かな?」 「それは無いと思うよ~」 ハチは、笑って言った。 「なんで?」 「だってここ最近ドコにも行ってないし、昨日、夜まで大会だったし」 「確かに」 今日から、新学期・・・なのに、エイトは休み。 「えぇと、3年の・・・あ!あった!4組!」 「ホント?マジで?アタシも4組だ!」 「やったぁ~!また一緒だ~!」 ハチとカサネは喜びあった。 「あっ!エイト君のも見とかなきゃ!」 「あ!そうだね!」 1組に・・・名前はない。 2組も・・・ない。 「どこだぁ~??」 「あ!あったよ!ハチ!」 「え!?ドコドコ??」 カサネが見つけた、エイトの組。 「4組だよ!」 「えぇ!?本当に!?やったぁ~!」 また、喜び合った。 「嬉し~!全員一緒だ~!!」 「やった、やったぁ~!」 ハチは、エイトにすぐさまメールした。  ―――――――――――――――――――――――― エイトくん!同じ組だよ、やった~!            え!?本当!?マジで!? マジ、マジっ!           うわぁぁぁぁ!!ウソぉぉ!! ―――――――――――――――――――――――― っていうメール。 「エイト君、喜んでるよ~!」 「よかったね~!それなら、エイトのヤツ、学校に来ればよかったのに~!」 「ムリムリ、だって体調悪いんだよ?」 「このメールじゃ、お元気100%に見えますけど」 「えぇぇ~?」 ハチは心の中で、呟いた。 (多分闇だと思うんだけどなぁ) カサネには、エイトの闇について話していない。 最近は、日光の光が強いため、影も強くなるのだという。 影は、闇の元。 エイトは、それに悩まされていた。 「おぉ、よかったな、仲良しさんが勢揃いか」 ハチは、3号―――、ミントの家に来た。 「な、仲良し・・・」 「?だって仲良しだろう」 「う゛」 「特にエイt」 最後の方は聞き取れなかった。 「もうそれ以上言わないでくだしゃいぃぃぃぃ!!」 ハチが、ミントに飛びかかった。 「はぁ!?だって仲良s」 「もあああああああああ!!」 ハチがミントに手を出した。 だが、それをパシッと、とられてしまう。 「残念~、まだまだだな」 「くのおおおおおおおお!!」 何回、手を出しても、ミントには軽々と捕まえられてしまう。 「まだまだで~す」 「にゃああああああああ!!」 そんな感じで話していた時だった。 ハチは、ふと、思い当たった。 「あ、そういえば、3号さんは学校行かないんですか?」 「その名前で言うな~!」 「あっ、ごめんなさい!」 ハチと、ミントが起き上がる。 さっきの拍子で、倒れてしまったのだ。 「学校は・・・行かない」 「なんでですか?」 「パトロールがあるから」 ミントに聞くと、いつもそう言う。 ハチは聞いてみた。 「で、でも、何か他に理由があるんじゃないですか?」 「なんで?」 「4ご・・・カサネが、言ってました。3号さんが、最近全然パトロールに来ないって」 ハチが、口籠もりながら言った。 「3号さん言うな」 「あ」 「あ。じゃなくて」 「・・・別良くないですか?」 「良くないわ」 「なんでですか」 「そう言われるの腹立つ」 「どうして?」 「・・・ともかく!私は絶対に学校行かないからな!」 そう言って、ミントはハチを玄関まで押し出し、ドアを閉めてしまった。 ハチは、躊躇いながら言った。 「でも!!パトロールにも来ないで、何してるんですか!!」 でも、返事は無かった。 「ゴホッ、エホッ」 「だ、大丈夫?」 「分かんない」 「えぇぇぇ」 ハチはエイトの家にいる。 え?なんでいるかって? エイトは、家族がいないからだ。 ―――うp主登場――― ハチも、いないので、丁度いいということで。 そう、同居。 同居です。 え?ハチの家はどうするのか? 全部ヒメちゃんがやってくれましたよ。 あ、詳しいことは、ヒメちゃんに聞いてくださいね♪ ―――うp主退散――― 「ヴヴっ、腕、痛い」 「え、待って!!湿布!湿布!!」 ハチが、エイトの腕に湿布を巻き付けながら言った。 「は~あ、イカ語がペラペラになったら、今度はタコ語が分からなくなったなぁ」 「なんでよ」 「だって使ってないし」 「でも少しは覚えてるだろ?ほら、MIngonai」 「?」 「はぁ~・・・」 「?」 「締め付けられて痛いって言ったの」 ハチはビックリして後ろに吹っ飛んだ。 「そんなに痛かった?」 「強いってハチちゃん」 「ごめん、ごめん」 ハチは謝りながら元の場所に戻ってきた。 「で、体の調子は?」 「今言ったでしょ」 「え?そうだっけ」 「聞いてなかったのかい」 「え?うん、いや、うん、はい」 「どっちだぁ」 「どっちでもないぃ」 二人で笑い合った。 「ハチ、よくやった」 「すごいぞ、8号」 「8号さん、やりましたね!」 「頑張ったな」 「アリガトウ、ミンナ」 目の前に、ヒメ、イイダ、アタリメ司令、それから3号がいる。 「夕日がキレイだな!」 「そうですね!センパイ!」 「こんなに綺麗なの、何年ぶりに見たかのゥ」 「・・・綺麗だ」 「ソウデスネ」 皆で夕日を見る。 「なぁ、8・・・号?」 「ハチデイイデスヨ」 「分かった」 3号が隣にいる。 「地上に出たの・・・何日ぶりだろうか」 「ハイ?」 「私、ずっとパトロールで地下にいたから」 「ソウナンデスネ」 3号は、ハチの方を向いて、言った。 「本当に何も覚えていないのか」 「ん・・・ん?あぁ・・・夢か~・・・」 「あ、起きた起きた」 「あれ!?私寝てた!?」 「うん、ぐっすり、いびきも」 いつの間にか、寝ていたらしかった。 「え!?うそっ!?」 「冗談で~す、いびきはかいてましぇ~ん」 エイトがいたずらっぽく言った。 「何それ!!もう、意地悪」 「ゴメンゴメン」 二人で笑い合った。 2年前は、こんなに幸せになれるなんて、思ってもいなかっただろう。 これは、今の話。 【二話につづく】

Project Details

Project ID553142913
CreatedJuly 14, 2021
Last ModifiedSeptember 23, 2021
SharedJuly 17, 2021
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