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ハチの昔の話 ~地上編~ #5

CAcanvas_truffle•Created May 31, 2021
ハチの昔の話 ~地上編~ #5
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Description

これまでのお話↓ https://scratch.mit.edu/studios/29586791/projects/ 「ハチちゃん!ハチちゃん!」 その声で気づいた。 「・・・あれ?エイト君?」 「よ、よかったぁー!急に倒れるんだもん!ビックリしたよー!」 「ごめんごめん!!」 ハチは言った。 「もーっ!」 エイトはそう言っているが、顔は笑っている。 本当に笑っているのか・・・というところだが。 「・・・なんだろう・・・なんでか泣きそう」 「えっ!?なんで!?」 「なんか分からないけど・・・エイト君が無事なんだなぁ・・・って」 その言葉で、エイトの顔は一瞬、何かを気づいたかのような顔になった。だが、また、すぐ笑った。 「な、何それ~!どういう感情だよーw!」 「え~?だってそういう感情なんだもんー!w」 ハチは笑った。エイトも・・・笑った・・・と思う。 (エイト君といると・・・なんかホッコリするなぁ・・・) そんなことを考えていた時だった。 (そういえば・・・エイト君が泣いたところ見たことない・・・それどころか・・・いつもの"笑い"は・・・偽物のように・・・薄っぺらい気がする) 「ねぇ、エイト君・・・、なんか・・・怖いよ」 ハチが言った。 「はっ!?どういうことだよ!?」 急な毒舌。 「笑いが"薄い"というか・・・なんか、怖いよ、エイト君」 ハチは言った。 「・・・仕方ないんだよ」 ポソッ・・・とエイトが小声で呟いた。 「もっと・・・昔みたいに、心の底から笑って欲しいよ」 「・・・」 「だから・・・」 そうハチが言ったときだった。 「仕方ないんだよ!!」 エイトが大声で言った。 ハチはビクッとした。 「僕だって頑張ってるんだよ!でも・・・でも、出来ないんだ!」 「どうして!?何かあったの!?何があったの!!教えてよ!!」 ハチも大声で言い返す。 「・・・ハチちゃんには分からない」 ビキッ ハチは怒りの頂点を超えた。 いつもなら、ケンカになるところ。だが、ハチは怒りのあまり、もうケンカなんざじゃなかった。 「・・・もういい、知らない」 ハチはそう言い捨て、屋上の上から飛び降りて家に帰った。 この出来事が、2人の間に亀裂を生み、後に面倒な事になるなど、まだ2人は思いもしなかった。 ♡☆、よろしくお願いします!今回はこれで終わりです!次回は第六話!お楽しみに!

Project Details

Project ID538418289
CreatedMay 31, 2021
Last ModifiedMay 31, 2021
SharedMay 31, 2021
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