謎の生物が発見された! リミックスしてコイツに名前を付けてくれ! A mysterious creature has been found! Remix and Give this a name!
-またやってしまった。 scratch界という謎の世界に迷い込んでしまった僕は、何とかしてこの世界から脱出しなければならないと考えていた。 僕はこの世界で唯一動いていた研究所を乗っ取り、自分の脱出を手助けするロボットを作ろうとしていた。 普段ならその辺に転がっている材料で何でも作ってしまうのだが、あいにくここは現世なんかではない。落ちているものはせいぜいほこりと紙くずと、そこら中に生息している4種の生命体だけだった。 それでも僕は諦めきれず、0.01%あるか無いかの可能性にかけてこいつらを合成させてみた。 それでも所詮はただのよくわからん生命体、各部分がくっついただけのまぁヒドいものが生成されてしまった。 これで失敗は32回、普段失敗なんかただの1度もしたことのなかった僕は完全に自信を失ってしまっていた。 こんな世界なら、いっそここで死んでしまおうか。