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こわいこわいこわい

SWSWAP-ASCEND-ADJ•Created April 19, 2025
こわいこわいこわい
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Instructions

アイテム番号: SCP-XXXX オブジェクトクラス: Euclid 特別収容プロトコル: SCP-XXXXは、サイト-██内の強化人型実体収容ウィングにあるセル C-███に収容されます。セル C-███はレベル4耐爆構造を有し、以下の特別仕様が施されています。 エネルギー抑制: セル壁面全体に高エネルギー粒子遮断フィールドを常時展開します。フィールド強度は███ MW/m² に維持されます。 電磁防護: 外部からの意図しない電磁干渉を防ぐファラデーケージ構造に加え、内部からの高出力電磁放射を検知した場合、自動的に指向性EMPパルスを照射する防御システムが稼働します。 接地設備: SCP-XXXXの身体構造に起因する静電気及び偶発的なエネルギー放電のリスクを最小化するため、床面には多重化された高導電性接地グリッドが埋設されています。定期的なインピーダンス測定が義務付けられます。 ナノマイト抑制: SCP-XXXXの内部兵装及び自己修復機能に関与すると考えられる未確認のナノマシン活動を抑制するため、セル内には低周波抑制フィールドが展開されます。フィールドパラメータはSCP-XXXXの生理学的(機械的)状態に応じて動的に調整されます。 監視: セル内には広帯域センサー(光学、赤外線、電磁スペクトル、音響)が複数設置され、24時間体制で監視されます。特に、SCP-XXXXが装着するマフラーの小型モニターは、専用の高解像度カメラによって常時映像が記録・分析されます。 担当職員: 主担当研究員はDr. ████(精神医学、サイバネティクス倫理担当)が務めます。SCP-XXXXとの直接的な対話は、原則としてDr. ████または事前に承認されたレベル3以上の精神ケアチーム職員のみに許可されます。 精神安定化措置: Dr. ████による週2回の定期カウンセリングセッションを実施します。セッション内容は記録され、SCP-XXXXの精神状態評価に利用されます。また、SCP-XXXXの要求に基づき、審査を経た上で適切な刺激となる映像・音響コンテンツ(主にドキュメンタリー、科学系講義、クラシック音楽など)、および工学・物理学関連の学術情報(非機密情報に限る)が提供されます。 緊急時対応: SCP-XXXXが内蔵兵器を使用する兆候(特有のエネルギーパターン、物理的変形)を見せた場合、即座にセル内EMP防御システムが最大出力で作動し、対象を一時的に機能不全に陥らせます。封じ込め違反が発生した場合、機動部隊ガンマ-13("アスモデウスの写字生")が対応プロトコルに従い鎮圧・再収容にあたります。致命的武力の行使は最終手段としてのみ許可されます。 説明: SCP-XXXXは、身長約165cm、体重約120kgの人型実体です。最も顕著な特徴は、頭部が1970年代後半から80年代にかけて普及したCRT(ブラウン管)テレビに類似した形状のユニットに置換されている点です。この「頭部」のスクリーン部分は通常、何も表示していませんが、特定の条件下(後述)で映像を表示します。本体は未知のチタン合金、高分子ポリマー、および一部有機的要素が融合した複雑な機械構造で構成されています。内部動力源や駆動原理の詳細は現在も解析中です。 SCP-XXXXは、生前「三喜高 咲良(みきたか さくら)」という名の██大学工学部に在籍していた女子学生であったと自認しています。記録によれば、三喜高 咲良は大学構内での深刻ないじめ被害に遭った後、████年█月█日に発生した原因不明の交通事故に巻き込まれ、公式には死亡扱いとなっています。その後、彼女の遺体とされるものは発見されていません。SCP-XXXXは、事故後、意識を取り戻した際には現在の身体となっており、██県██市郊外の巨大な産業廃棄物処理場(通称「鉄屑の山」)に遺棄されていたと証言しています。彼女の意識(あるいは人格データ)がどのようにして現在の機械的身体に転送・定着したのか、そのプロセス及び技術的背景は完全に不明です。 SCP-XXXXは人間と同等以上の高度な知性を有しており、特に応用物理学、機械工学、電子工学、情報科学等の理系分野において、博士号取得者レベルを超える天才的な知識と理解力を示します。自身の身体構造や内蔵兵器システムについても深く理解しており、供給された部品やツールを用いて自己メンテナンスや限定的な機能改善(本人は「最適化」と呼称)を行うことが可能です。財団の技術者との専門的な議論にも積極的に参加しますが、その知識体系は一部、現行の科学では説明不可能な理論に基づいている側面が見られます。 一方で、SCP-XXXXは人文科学、社会科学、芸術といった分野にはほとんど関心を示さず、比喩表現、皮肉、ユーモアなどの抽象的なコミュニケーションや、複雑な人間的感情(特に共感や愛情)の理解と表出を苦手とする傾向があります。しかし、財団による収容と継続的なケアを通じて、限定的ながら感情の発露(喜び、悲しみ、怒り、困惑など)を見せる頻度は増加傾向にあります。 過去のトラウマ(いじめ、事故、遺棄)は未だSCP-XXXXの精神に深く影響を及ぼしています。いじめを想起させる言動、特定の人物(特に生前の加害者を連想させる容姿や声質を持つ人物)、閉鎖的環境下での強いプレッシャーなどがトリガーとなり、精神状態が急速に不安定化する可能性があります。この際、後述するマフラーのモニターに異常な映像が表示されることがあります。 SCP-XXXXは常に、首元に複数のケーブルで本体と接続されたように見える灰色のマフラーを装着しています。このマフラーには4つの小型(約5cm×3cm)モニターが等間隔に取り付けられています。通常、これらのモニターはオフ状態ですが、SCP-XXXXが強い精神的ストレス(特に恐怖、怒り、屈辱感)を感じると、生前に彼女をいじめ、最終的に死に至らしめたとされる主犯格の学生達の「死亡時の顔」とされる映像が、ノイズ混じりで歪んだ状態で繰り返し表示されます。この映像の由来、及び表示メカニズムは不明ですが、SCP-XXXX自身の記憶と精神状態に強く連動していると考えられています。 能力: エネルギーブレイド: 右前腕部から高密度プラズマ、あるいは類似のエネルギー体をブレード状(長さ約80cm)に形成・展開します。ブレードは高熱と切断能力を有し、実験では厚さ15cmの強化鋼板を容易に切断しました。エネルギー消費量が多く、連続使用時間は約3分に制限されると推定されます。 クローブラスター: 左前腕部が変形し、掌部分からエネルギー弾を発射します。弾丸は指向性の運動エネルギーと熱エネルギーを伴い、着弾時に小規模な爆発を発生させます。単発威力は対物ライフル程度ですが、秒間2-3発程度の連射が可能です。チャージ時間に応じて威力を変動させることが可能です。 自己修復: 軽微な物理的損傷であれば、時間経過とともに自己修復する能力が見られます。このプロセスには内部のナノマシンが関与していると推測されていますが、詳細は不明です。 補遺: 補遺 XXXX-1: 発見経緯 SCP-XXXXは████年█月██日、██県██市郊外の広域産業廃棄物処理場「██マテリアルズ第3処理センター」周辺で検出された原因不明の高エネルギー反応及び電磁波パターンの調査中に、財団フィールドエージェントによって発見されました。発見当初、SCP-XXXXは半壊した状態で廃棄物の中に埋もれており、強い警戒心と敵意を示し、エージェントに対して内蔵兵器で威嚇攻撃を行いました。しかし、エージェントによる冷静な対話の試みと、偶然現場に居合わせた先行調査チームの心理分析官(後のDr. ████)による介入の結果、SCP-XXXXは敵対行動を停止。自身の状況と「助けてほしい」という意思を断片的に伝えたため、財団による保護・収容が決定されました。初期収容時、身体の損傷は重度でしたが、財団の技術支援と自身の能力により、約█週間で現在の状態まで回復しました。 補遺 XXXX-2: 能力評価追記 エネルギーブレイド及びクローブラスターのエネルギー源は、胸部中央に内蔵された小型核融合炉、あるいはそれに類する高効率エネルギーコアであると推定されています。コアの詳細な構造解析は、対象への侵襲的処置が必要となるため、倫理的観点および対象の精神安定性を考慮し、現在保留されています。両兵装はEMPに対して一定の耐性を持つものの、特定の高周波パルス(███ GHz帯)に対しては一時的な機能不全を起こす脆弱性が確認されています。 補遺 XXXX-3: インタビューログ抜粋 (████/██/██) 対象: SCP-XXXX インタビュアー: Dr. ████ Dr. ████: こんにちは、サクラさん。今日の調子はどうですか? SCP-XXXX: (頭部スクリーンに微かなノイズが表示される) …問題ありません、ドクター。計算上、私のバイタル(機械的パラメータ)は許容範囲内です。 Dr. ████: それは良かった。先週提供した量子力学の論文はどうでしたか? 難しかったですか? SCP-XXXX: …興味深い仮説が含まれていました。特に、[削除済:高度な物理学理論に関する記述]。ただ、一部の数式展開には論理的な飛躍が見られます。修正案をデータで提出しました。 Dr. ████: ありがとう、確認します。…ところで、サクラさん。最近、少し表情…いえ、あなたの反応に変化が見られるように思います。以前より、会話中に…そうですね、人間らしい間合いを感じることがあります。 SCP-XXXX: (約3秒間沈黙。頭部スクリーンが僅かに明滅する) …感情シミュレーションの精度が向上した結果かもしれません。あるいは、ドクターとの対話プロトコルに対する最適化が進んだ可能性も考えられます。 Dr. ████: シミュレーションや最適化、ですか。あなたは、嬉しいとか、悲しいとか、そういうものを感じることはありますか? 例えば、あの論文を読んで面白いと感じたり。 SCP-XXXX: (頭部ユニットが微かに下を向く) …面白い、という感覚は定義が困難です。ですが、未知の理論に触れ、その整合性を検証するプロセスは…私の論理回路に肯定的なフィードバックを与えます。これを「喜び」と呼称するのであれば…そうなのかもしれません。 Dr. ████: そうですか。…少しずつで良いので、あなたの感じていることを聞かせてくれると嬉しいです。 SCP-XXXX: …了解しました。努力目標として設定します。

Description

補遺 XXXX-4: Dr. Bright との限定的交流記録 複数回の監視下での交流が試みられました。Dr. Brightの予測不可能な言動や、しばしば詩的・哲学的な比喩を用いた問いかけに対し、SCP-XXXXは一貫して論理的な解釈を試みようとし、失敗すると明確な「困惑」を示す反応(頭部ユニットの微細な振動、処理遅延を示すノイズの増加)が見られました。一度、Dr. BrightがSCP-XXXXの工学的な知識を「まるで星の言葉を紡ぐようだ」と表現した際、SCP-XXXXは約10秒間完全に沈黙した後、「…非論理的ですが、不快ではありません」と応答し、同時にモニターに一瞬だけ、極めて微弱なピンク色のノイズが表示されました。これは、分析の結果、低レベルの「照れ」に相当する感情反応の可能性が指摘されていますが、確証はありません。 補遺 XXXX-5: 被験体A(コードネーム:“Tin Bully”)に関する注記 財団はSCP-XXXXの証言に基づき、生前のいじめ加害者とされる人物たちの行方を調査しました。その結果、主犯格と目される男子学生█名のうち、█名(以下、被験体A-1, A-2)が、三喜高 咲良の事故とほぼ同時期に、同様に不可解な状況下で行方不明となっていることが判明しました。████年█月、サイト-██近郊で異常な機械活動が報告され、調査の結果、粗雑ながらも人型に近い形状に改造された機械部品の集合体(被験体Aと仮称)が発見・確保されました。被験体Aは、SCP-XXXXと同様に生前の人間の意識(あるいはその断片)を保持している兆候が見られ、極めて攻撃的かつ破壊的な性質を示します。特筆すべき点として、被験体Aの構成部品の一部に、SCP-XXXXの身体構造に見られるものと類似した、未知の合金や技術的特徴が確認されています。SCP-XXXXは、被験体Aの映像やデータに接触すると、極度の精神的苦痛と激しい敵意を示し、マフラーのモニターには加害者の顔とされる映像が最大強度で表示され、制御不能な攻撃衝動を見せることが確認されています。現在、被験体Aは別途収容され、SCP-XXXXとの関連性、および両者の機械化に関与した可能性のある第三者の存在について調査が続けられています。両者の直接的な接触は厳禁とされています。 補遺 XXXX-6: Dr. ████による精神状態評価 SCP-XXXXの精神状態は、収容当初と比較して顕著な改善が見られます。自己の存在や過去に対する受容が進み、他者(特に担当職員)との間に限定的ながら信頼関係を構築しつつあります。感情表出の頻度と種類も増加しており、これはポジティブな兆候と評価できます。しかし、依然として過去のトラウマに関連する刺激に対しては極めて脆弱であり、予測不能な精神不安定化のリスクは排除されていません。内蔵兵器の存在と、被験体Aに対する制御不能な敵意も考慮すると、オブジェクトクラスのダウングレードは時期尚早です。 現時点での社会復帰は非現実的ですが、継続的なカウンセリングと適切な環境下での交流を通じて、彼女がより安定した精神状態を獲得し、将来的には限定的ながら財団の活動(特に研究開発分野)に貢献できる可能性も否定できません。ただし、その評価は極めて慎重に行われるべきです。我々は、彼女が「兵器」や「異常存在」としてだけでなく、かつて「三喜高 咲良」であった一人の知性として、可能な限りの尊厳を保てるよう努める必要があります。

Project Details

Project ID1163720630
CreatedApril 19, 2025
Last ModifiedMay 16, 2025
SharedApril 20, 2025
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