<オブシティアン目線> 俺はその男に今持っている知識を教えた 「…なるほど…めんどくさいことになったな」目の前にいる鎌を持った男はつぶやくように言った 「お前はここにくる前の記憶はあるか?」 「いや一切ないな」その男は答える 「お前も迷い込んだのか…」 「おう。目が覚めたらここにいたんだ。お前は?」 「俺も同じだ」 「そうか」その男はそこまで落ち込まずに言った 目の前にいるのは葉霧鎌。オオカマキリがモチーフの男だ。 「てかなにか飯もってないか?俺何も食ってなくてだな」男は困った顔をしながら腹をさすった 「飯か…俺は今すらいむというらしいやつの体液しか持ってなくてだな…飯という飯はない。さらに毒で殺したから体液は有毒だ。飲んだら死ぬかもしれない」 「まじか…」鎌は残念そうにいった 「まあその辺のやつでも食おうと思えば食える。探すか」 「まあそうだな」 そう言って、俺らは歩き始めた 少し歩くと十字路に出た 「十字路か…」 「とりあえず真っ直ぐ行こうぜ」鎌は答えた 「…まあそうするか」 俺らはそのまま真っ直ぐに行くことにした 十字路をすぎ、歩いていると遠くに何か白いものが動いているのを見つけた 「あ?なんだあれ」鎌も存在に気づいたようだ 目を凝らすと、何かの幼虫のようだ… 「…恐らく幼虫だ」 「幼虫!?」鎌が嬉しそうにこちらを見る 「なら食うしかねえよな!」 そう言って鎌は少し浮きながら素早く移動した 「早いな…」俺も追いかける すでに鎌は武器の鎌で狩り始めているようだ そして俺が着く頃には、すでに全員狩り終え、食べようとしているところだった 「おっきたか。お前もその辺の食っておけ」鎌が斬った幼虫を見ながらいう 「そうだな」 俺はひとつもって齧ってみるすると 「…うまいな…」 濃厚で甘く、クリーミーな味わい。味は結構口に残るような味わい。シンプルだが、とても美味しい 「…」鎌も笑顔で食べている そこから俺らはしばらく幼虫を食べていた 「…最後の一個か。何かあった時に置いておくか?」 「まあそうだな」 鎌も俺もたらふく食べ、少し眠くなっていた 「…俺少し寝ていいか?」鎌が半目閉じながらいう 「いいぞ」 「ありがとうな…」そういうと目を閉じて、眠ってしまった 「…ふぁ…ぁぁ…」あくびがでる 少々歩き続けてたからか、眠い…あの3人からであってずっと寝ていないからな… …眠い… 起きたのは、何かが近づく気配であった 「…っは!」俺は何かが近づく気配がして、咄嗟に起きる ダンジョンは松明が薄暗く照らし続ける。それが今は不気味に感じる…何がいる… 鎌を揺さぶり起こす 「…んぁ?…なんだ?」鎌は眠そうに聞く 「何かいる。敵か誰かもわからん…」 そういうと、少し目が覚めたらしく、起きて武器を構える しばらくすると、いきなりマントを被った“何か”が目の前の角を通り過ぎ、壁を透過していった 「!?」俺らはいきなりすぎて一体何が起きたか一切わからなかった… 「…なんだあれ…」鎌が呟く 「わからん…だが、すらいむやごぶりんとは雰囲気が違う…もっと強力だ…そして…恐らく味方ではない…」 そう言うと鎌はゆっくり起き上がる 「…もう行くか…」 「ああ…」 俺はこのだんじょんを舐めていたのかもしれない… 何かが通った角を曲がり、真っ直ぐ行き、また角を曲がると何か豪華な箱を見つけた 「?なんだ?」 「わからん…開けてみるか」 そう言って、俺は尻尾だけは戦闘できるようにしながら箱を開けた。 すると、何かの葉っぱが入っていた 「…なんだこれ…」箱を覗いた鎌も不思議そうに言う 「見たことないなこんな葉っぱ」俺は取り出しながら言う すると箱は塵のようになって消えた 「…中身を取ると消えるのか…」鎌が呟く 葉っぱはハート型をしていて、ちぎったようになっている。匂いはなんとも言えないが、異様に落ち着く香りがする… 「…いい香りだな…」俺は呟く 「まあ持っておくか。何かに使えるかもだしな」 「そうだな」そう言って俺らは部屋を出る しばらくはあの何かについて考えあっていた 「やっぱあれはもんすたーだろ」 「だがあんな人の形のは見たことないぞ」 「けど色々いるんだろ?じゃあいてもおかしくないだろ」 「まあそうだな」 そんな会話をしていると、また部屋を見つける 「…今回はあの箱ないのか」 「まあなんかあるかもだし探そうぜ」鎌が指差ししながらいう 俺もそう思い、部屋に入り込むと 後ろからがちゃんと言う金属音がする 「!?」 みると鉄格子に逃げ道を無くされたらしい 「おいおいまじかよ!」 「罠か…!」 そしていきなり天井が開く 「!?」俺らは咄嗟に離れる すると落ちてきたのは… まるでごぶりんが巨大化したようなもんすたーだった end
後書き マップあると便利ですね()そしてタイトルは適当です() はいどうも!作者です!今回はオブシティアンと鎌目線でしたがいかがでしょうか?いやあ今回はマップを作ったので、脳内だけでないので、少し話が細かく書きやすくなりました。ぜひ、そちらも見て、話を見てくれると幸いです 次回はレイ&モリアノ目線。レイの骨折を抱えたままどうするのか、そしてレイの能力は…!?お楽しみに! 前回 https://scratch.mit.edu/projects/1155076932 次回 https://scratch.mit.edu/projects/1167205553 クレジット オブシティアン @23456714562 鎌 @KAMENOFUTA様