#5 水と魔獣と食料と あらすじ→1話から読みやがれください 今回はぁ⤴︎前回に引き続きぃ⤴︎瑠璃ちゃん目線ですぅ⤴︎ あれからどれくらい歩いたのだろう? 異様な空気を放つ青紫の木々が可愛く見えてきた... 〜数分前にさかのぼる〜 瑠璃「喉渇いた...」 飛眼紅&裂藻「俺/僕も...」 裂藻「とりあえず歩こう!」 飛眼紅「了解」 瑠璃「りょーかい...」 喉が渇いた... これはもう脱水の域まで来てるんじゃないか... 飛眼紅「...あれって魔獣か?」 瑠璃「うぇ...あれか...」 裂藻「うわっほんとだ、あれ魔獣だよ、 多分ヒッポグリフかな...寝てるみたい! ヒッポグリフは魔法界の生き物で、 誰かがここに連れてきてしまったから この森にも少ないけど生息してるんだ 襲ってこないし、寝てるから安全だよ」 目を閉じてじっとしているそいつの横を僕たちは 通り抜けて先へ進んだ。 少し動いた気がするけど...まぁいいか...喉が渇いた... 〜そして、今に至る~ あれからだいぶ歩いたはずなんだけど... 瑠璃「ちょっと休まない..?」 飛眼紅「そうだね...」 裂藻「疲れたぁ...」 全員近くの岩に座り込んだ。 瑠璃「全然水なくない..??」 裂藻「運が悪いね...」 その時、いきなり飛眼紅くんが飛び退いた 瑠璃「どしたの!?」 飛眼紅「運が悪い...そのようだな....」 飛眼紅くんが睨む先にはさっきのヒッポグリフが 突進してきていた 裂藻「お腹すいてたのね君!? さっきので起きちゃったか....」 飛眼紅「それよりやばいぞ、 あのスピードで突進されたら...ッ」 タタタッ(全員その場から散らばって離れる) ヒッポグリフは飛眼紅くんを標的にした様だった。 裂藻「あれ大丈夫!?逃げた方がいいんじゃ...」 飛眼紅「わからない!!....が、やってみる」 そう言って飛眼紅くんは針を構えた そこにヒッポグリフが突進する バコォンッ 鋭い音と共に土埃が舞った 瑠璃「飛眼紅くん!大丈夫!?」 飛眼紅「大丈夫ッだッ!!でもできれば手伝ってくれッ...」 飛眼紅くんはヒッポグリフのクチバシを受け流したが、 後ろにあった木まで押し込まれ、押さえつけられている 鋭い爪が肩に刺さり、血が出ているのが見えた。 クチバシを手で押さえつけることで、 なんとか持ち堪えている。 瑠璃「はなせこの鳥野郎ッ!!」 僕は思いっきりそいつの足を蹴っ飛ばした。 ヒッポグリフは少し怯んで僕の方を見たが、 飛眼紅くんから手を離そうとはしない。 瑠璃「離せや...」 ヒッポグリフはさらに手に力を入れた 飛眼紅「ッグ...」 裂藻「瑠璃君ちょっとどいてて、」 瑠璃「あ、はい」 僕はその場から数歩離れた 裂藻「離せってんだよこの鳥頭ァァァアアァァァアッッ!!!」 裂藻くんはそう叫ぶと、 ツノについてた銀のやつ(苦悩の梨)を、 思いきり振りかぶり、ヒッポグリフの頭に叩きつけた。 バコォッッ 鈍い音がした 瑠璃(うわっ痛そッ) ヒッポグリフ「グェェエェッ」 ヒッポグリフは案外あっけなく倒れた 飛眼紅「ありがとう2人とも...」 瑠璃「大丈夫!?すごい爪刺さってたよ...」 裂藻「タラララッタラー治療キットー」 どこからともなく治療キットを取り出した裂藻君が、 手際よく飛眼紅くんを治療した。 飛眼紅「ありがとう...」 瑠璃「めっちゃ早い...なんでそんなに治療うまいの?」 裂藻「案内人の職に就く前にちょっと治療班と 絡んでて、それで教えてもらったんだよね」 瑠璃「へぇ...」 裂藻「しばらく休もうか... あっちの木陰にでも移ろう...」 瑠璃「そうだね...」 僕が立ち上がると同時にぐらっと視界が歪む様な 感覚が襲ってきた。 瑠璃「ッ...」 僕はそのまま木にもたれかかった 瑠璃(目眩..?なんで今...脱水症状か...?) 裂藻「瑠璃くんーどうかした?」 瑠璃「いや...大丈夫...ちょっと目眩がしただけ...」 視界がグラグラとしているが、治ってきた... 裂藻「それ脱水症状やん... 水早くみつけないと…」 終わり!!!
これサムネがめんどい((((