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-小説-「悪魔の子」

HAHanoe045•Created February 19, 2025
-小説-「悪魔の子」
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Instructions

「寒い」 「痛い」 「お腹が空いた」 「苦しい」 「辛い」 誰も助けてくれない 路地裏で生活する日々__ 僕たち双子は 「悪魔の子」だった 僕たちは生まれた時から、体や顔に謎の模様があった さらに言えば、瞳の色も左右で違っていた。 そのせいでいつも両親に虐待されていた。 母「なんでこんな不気味な模様がッ...!」 父「瞳の色も左右違うぞ...気味が悪い!近付くな!」 父「人間じゃない....こいつらは悪魔の子だ!!」 母「あぁ...どうしよう...悪魔の子を産んじゃった...!」 浴びせられる罵声。振られる暴力。そんな毎日。 だけど僕たちが反抗しても、逆にやり返されるだけ。       「我慢するしかなかった」 7歳の時、お母さんに「出掛けよう」と言われた。 始めて言われた言葉に驚きが隠せなかった。 でも、ちゃんと僕たちのことを愛してくれてるんだなって思えて凄く嬉しかった。 嬉しかった.....        その時だけは 僕たちは路地裏に連れていかれて、 「ここで待ってなさい」と言ってお母さんはどこかに行った。 言われたとうり待った けど、夜になってもお母さんは僕たちの元に帰ってこなかった__。 「ねぇお兄ちゃん...なんでお母さんは..僕たちの元に帰ってこないの...?」 セルヴェ「......捨てられたんだ。僕たちは」 「捨てられた...?」 分かっていた。いつかこうなってしまうというのは分かっていた。 けど頭では理解していても、心が整理しきれてない。 信じたくなかった。 お母さんたちは僕たちのことを少しでも愛してくれているんだって いつも自分に言い聞かせていたから ___整理しきれるはずなかった それから僕たちは路地裏で生活するようになった。 人から物を盗んだり犯罪を犯して、なんとか必死に生きていた。 道路や街から聞こえる通行人の声 鳴りやまないサイレン 「お兄ちゃん....僕たち死んじゃうのかな...?」 セルヴェ「大丈夫だよイヴァン。お兄ちゃんが何とかしてやるから」 ある日僕たちは目にした ''人の写真の下にお金が書かれている紙を'' セルヴェ「......イヴァン。この人56すぞ」 「えっ...でも刃物とか無いよ...?」 セルヴェ「盗めばいい....それにいつまでもこんなんじゃ...僕はともかくイヴァンまで死ぬ」 「...分かった。復讐するんだね?あいつらに」 セルヴェ「分かってるね...イヴァン」 それから俺たちはたくさん人を狩り、裏社会ではそこそこ有名になった。 けど、あいつらの情報は全く手に入らなかった そこで情報屋に行き、出会ったのが        「オルダー・ルアズ」 という年齢が不明な人物と           「音隠」 という仮面を付けている生意気な女だった。 情報を聞くだけのつもりが、何故だか色々あり仲良くなっちまったんだが.... と言うのも全てオルダーのせいだ。 私たちがオルダーさんと音隠さんに会って一ヵ月後。 ようやく憎き人物の情報が手に入りました。 場所も特定できたのですぐさまそこへ向かいました。 母「宅配なら頼んでないわ。帰って頂戴」 ...どうやらこの方は、私たちのことを覚えていないようです。 .....当然ですね。 もう12年も前の事です。覚えていないのは当たり前ですね... 「...この模様と瞳に..何か心当たりはありませんか?」 母「はぁ?模様と瞳っt... 父「おいどうしたんだよ~...っては...?」 イヴァン「お~ようやく気付いたか♪」 父「なんで...お前らがッ...!」 母「そうよ!あの時確かに...!」 「''捨てた''.....んですよね?」 母・父「...ッ!」 嗚呼...やはりそうですか。 イヴァン「まぁ俺らを7まで育ててくれたし?恩返しっつーか~」 母「恩返し?それなら良いわ!身なりも良いしたくさん稼いだんでしょう?上がって頂戴!」 「私たちはここでも大丈夫ですので」 父「そうかそうか!なら早く...」 「フフフッ..そうですね...イヴァン」 イヴァン「嗚呼...分かったよ兄貴」           グサッ 父「ガハッ...!(吐血し倒れる)」 母「え....?」 イヴァン「今まで散々やってくれたよなお前ら」 おやおや...イヴァンが珍しく本気で怒っていますね ....まぁ、その気持ちは理解できますが。 母「っるさいわね!!あんたたちは''悪魔の子''なんだから当然なのよ!」 イヴァン「それで俺と兄貴がどんなに苦しんだか分かってんのかよッ!!!」 「イヴァン。声を張り上げては駄目ですよ。通行人の目に留まってしまったら厄介です」 イヴァン「っあ....ごめん...兄貴...」 「では、そろそろお別れの時間ですね」 母「いやっ!こっちに来ないで!!!お願い!何でもするから!!」 命乞い、ですか....醜いですね。 先程の勢いはどこにいったんでしょう...。 「.....どんなに言っても私たちの憎しみや苦痛が消えることはありません...。''過去は変えられない''」 母「....っあぁ...」 「...さようなら」            グサッ __end

Description

長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただけると幸いです!

Project Details

Project ID1135878379
CreatedFebruary 19, 2025
Last ModifiedFebruary 19, 2025
SharedFebruary 19, 2025
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