三国同盟戦争(1864-1870) 『私は祖国とともに死ぬ』 -Francisco Solano López Carrillo 1870/3/1 この戦争でパラグアイは甚大な被害を追い経済は疲弊、国民の半数以上が戦争により、またその戦争による疫病で死んだ。それまで強力な技術と軍事力を持っていたパラグアイはこの戦争により国土の4分の1を失い、イギリスやアルゼンチンの権益下に入り、現在にも続く経済不振と巨大な格差に見舞われる。この戦争においてパラグアイと共闘するはずだったウルグアイとアルゼンチンの勢力は失力、或いは密約の反故により機能を失い結果としてパラグアイ1カ国でブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンと戦う羽目になった。 しかし彼の国が勇敢でなかったと言える国はいないしパラグアイ戦争期のパラグアイを見下す国は誰もいない。パラグアイは最後まで戦い抜き、敵国に対し巨額の損害を強いたのだ。そしてこの数十年後1934年のチャコ戦争においてパラグアイはボリビアに侵攻されるがこれを見事跳ね返すこととなる。
音楽:雨とペトラ/バルーン モデル:三国同盟戦争/パラグアイ 国章:自作ベクター