懺悔如きで許される罪なのだろうか。 私は… ………私…は… きっとあいつより "愛情"が欲しかったんだろう、 飢えていたんだろう
『はぁ…君も大変だね。そんな年でこの職に就くなん て』 『…あはは、生きなきゃいけないのでね。』 『未成年者だし風俗かここしかない…でしょう?』 『…大当たりです。勘が鋭いんですね、モズさん』 『まぁ風俗よりこっちのが稼げますしね』 『村一つ火事にしてますし、今更殺しても罪状が増え るだけでしょう。私はもう二度とあの子の顔を拝み たくないんです。』 『んー…まぁそうですね。』 『いっぱい依頼が欲しいです…2年以内で終わらせない と...』 『…まぁ、頑張って下さい…応援してます…』 『…はい…ぁ、あと…コレ(花を差し出す)モズさんに 渡したくて。』 『…これは…?』 『日々の…感謝のつもりです、今日勤労感謝の日です し』 『…ありがとう、飾っておくよ』 『優しいんですね、モズさん』 『…殺しをやってる人間に優しい…か。』 『ゴミの中では優しいほうですよね。ゴミ箱の中って よくガラス瓶とか反射して光って見えるじゃないで すか、あれと同じです。』 『物凄く失礼な例えを出すもんだね。』 『褒めてくれてありがとうございます』