24過去 黄光「しずりが知ってる通り僕は...“いじめられていた”...」 ライリー「!」 ゆっかい「えぇ!?」 れう「...」 さく「まじか..」 そら「っ...」 れい「やば...」 しずり「うん...うん..知ってるよ...ごめんね...守ってあげられなくて...」 黄光「それは..しょうがないよ。僕が気持ち悪いから...僕が悪いんだ...僕が...男の娘だから悪いんだ..!」 れう「別にそれは黄光が悪くはないだろ」 ゆっかい「そーだよ!そんなこと言って黄光をいじめる奴らの方が悪いんだ!」 れい「ていうか先生は何も言わなかったの?」 しずり「言ったよ。私。何回も。何十回も。何百回も。なのにあの先生は聞く耳を持っていなかった...」 黄光「...それも含めて話すよ。」 ーーーーーーーーーー あの日...“学校初日”に事件が始めった...。僕がトイレに行って、男用入ったら... 生徒「なんでお前女なのにこっち入ってるんだ?気持ち悪!」 生徒「きみって女の子でしょ?なんで男の子用入ってるの?何やってるの?気持ち悪い...」 “気持ち悪い”。“何やってるの”。“こっちこないで”。 そんな言葉ばっかり。でも、しずりが怒ってくれて。あいつらは逃げてったよ。僕は嬉しかった。しずりと仲良くしてればあいつらはいじめてこないから。たとえ僕が仲間外れにされても。僕にはしずりがいたから。でも、その平穏は壊れたんだよ。あいつらが...しずりを“いじめた”から。僕が休んだ時に...。最初はしずりのものがなくなったりただそれだけだった。しずりはそんな気にしなかった。その日からどんどんエスカレートして、しずりが仲間外れにされたり...。しずりは怒らなかった。僕といればいいって。でも...僕は見ちゃった。あいつらが僕とお揃いで買った鉛筆をゴミ箱に捨ててるのを...っ。僕は怒った。でもっ... 生徒「君がしずりと一緒にいるから私たちはしずりを仲間外れにしなきゃ行けないんだよ。だから君はもうしずりに近づかないで。私たちがしずりをいじめてるのは君が一緒にいるから。もう近づかないで。」 って。僕は...悲しかった。僕のせいでしずりがいじめられてるんだって。その瞬間さ“僕なんていらないんじゃないかな”って思ったんだよ。気がついたら...ここにいた。幻想郷に。 ーーーーーーーーーー しずり「そんなことがあったの..?あいつらは...“いきなり消えたからわかんない”って言ってたし...それに...黄光がっ..その鉛筆をゴミ箱に捨ててたって。絶対そんなことないって分かってた。そんなことを平然というあいつらに嫌気がさした。むかついた。あいつらなんか消えちゃえばいいって思った。体が勝手に動いたし。止める気もなかった。気がついたら...私は...なぜか校長室にいた。お姉ちゃんたちは泣いてたし、校長先生は怖い顔してた。よくわかんなかったけど、やっちゃいけないことしたんだって本能で分かった。悪いのはあいつらなのに。私が怒られて、仲間外れにされて、無視されて。いじめられた。あいつらが悪いんだよっていってもさ。言い訳?って言われるだけ。そんなことが数日続いた..私はもう限界だった。お姉ちゃんたちは怒らなかったし、止めなかった。お姉ちゃんたちは私を信じてくれてた。くりだって...慰めてくれた..。そこから私は不登校になったし、外に出なかった。お姉ちゃんたちは止めてないし。怒りもしない。でも..いつもいつも校長先生がくるしあいつらも来る。私はもう..嫌だった。悪いのはあいつらなのにあいつらが正義の顔してお姉ちゃんたちを罵るし。もう嫌だった。私のせいでこうなったんだって。毎日毎日思ってた。私だけをいじめればいいっていつも思ってた。お姉ちゃんたちを巻き込まないでって思ってた、それが2年くらい続いたし。そんな時に来てくれたのがラミリだった。こんな私を大好きって言ってくれるし。もちろんお姉ちゃんたちもくりも毎日言ってたよ。でもラミリは初めてあったのに...なのに好きって言ってくれた。毎日遊びに来てくれるから私は元気を取り戻してた。でも...ラミリが来なくなっちゃったの。焦ってて、玄関で何日も何日も待ってた。そんな時、チャイムが鳴って何も考えずに開けたら...あいつらがいた。笑顔で出てきた私を気味悪がって。ついには...もう..思い出したくもない。その時さ...思ったんだよ。私なんていらないんじゃないかって。私がいるだけで周りの人が不幸になって。私の価値なんてないんだって。それで...気がついたら...氷の塊になってて....怖かった...すっごく怖かった。助けを求めたし、破壊しようと試みた。ついには魔理沙までやってくるし。もうこれダメだって思った。でもさ。何だかずっといたら気持ちが落ち着いて来るし。氷が溶けた時は魔理沙たちは怖くなかった。私を受け入れてくれるんだって。なんか直感で思った。そこから、フランとも会って、ゆっかいとも会ったし。こいしとも会ってさライリーとも、ウレともね。こんな私を受け入れてくれるんだって。思ったら封印が解けた。だから私が私でいられるのはみんなのおかげだなって。ありがとう。」 ゆっかい「えへへ(о´∀`о)どうしまして。というかあいつらってやばくない?ひどくない?」 ライリー「そうね。やばいわ」 ラミリ「あーしずり、ごめんね。あの時はさ、会議があったんだよね。それに何度も何度も人間界に降りてるのがバレて、行けなくなっちゃったんだ。ほんとごめん!」 しずり「うん。大丈夫。ラミリにはラミリの事情があるしね。」 そら「あいつら、捕まってるといいんだけどね。」 れい「だよねぇ」 さく「まぁ捕まったんじゃないか?普通に」 れう「だろうな」 ラミリ「あーそーそーそいつらはバッチリ捕まってるよ!有罪。確かー50年くらいかな?まぁ2人も不明にしてるんだし当然だよね」 黄光「しずり。聞いてくれてありがとう。バイバイ。しずり。大好きだよ。」 しずり「黄光っ...うん。私も!大好きだよ!」
初回 https://scratch.mit.edu/projects/1074538068/ スタジオ https://scratch.mit.edu/studios/34915986/ 次回、前回はスタジオから 登場人物 小狐しずり この物語の主人公 ゆっくりかいせんどん 鴉天狗の風と水 ライリア・ヴァーリン 郷魔館の主 れう イタズラ好きの九尾 星雲そら しずりの昔馴染み 江道さく 煽りまくる頭いいやつ 亜理流れい そらの幼馴染 海鳴黄光 しずりの幼馴染 ラミリ しずりの友達の神 この作品は東方の二次創作です #しずりん#東方#魔訶不思議