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小説「戦後」

SAsamewaniudon•Created November 25, 2024
小説「戦後」
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Instructions

どうも優曇です 救世主の事後ですね 今回もキャラを借りてるのでありがとうございます(無断使用) なんか知らんけど恋愛要素多めです、ごめんなさい(?) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 元戦場は悲惨な光景だった 荒れ切った広場 潰れた死刑場 だがそこにはあまり良くない感情はなかった 歓喜、愛情 良い感情が戦場に蔓延っていた 「…さて…」 1人の声が響く 「正義実現警察庁…取り込み中悪いが…この戦いの講話と行きたい」 「…わかった…杏子を治してくれた恩もある、素直に応じよう」 「とりあえず…今は負傷者の手当を優先だ…気絶してる奴らを集めておく」 「…お前が全部治してなかったか…?」 「治るのは傷だけだ、意識までは戻りやしない」 「…そうか」 主要な人物が回復した後無事な棟の会議室で講話が行われた 「…じゃ、これに調印してもらうぞ、シンビジウム」 「わかってる、」 こうして戦争は終わった 講話では以下のことが決まった ・この戦争の隠蔽 ・建物の修繕費はシンビジウム負担 他にも数個決まったことはあるが重要なのはこれぐらいだ 「…お前ら、ありがとうな…俺なんかを助けにきてくれて」 ディールは俺たちの前でそう言った 黒宙は借りを返しただけ、とそっけない態度をとっていたが… 他は俺含め安堵していた …よかった、本当に 「…せっかくだ、そっちが良ければだが…なんか作るさ」 「本当ですか…!?」 時雨とやらがすぐ反応した …あいつの料理か、久々に食うのも悪くないな 「…俺は暇じゃないんで」 「…何言ってるんですか…!黒宙さん…あなたがいなかったら助けられてないんですよ!食べてください…!」 「…えぇ…でも料理はな…」 「じゃあ、何か別のことでもするか…?」 「ちょ…ディール…?どうしてそんなに乗り気なんだ…?」 「ディールさんのお料理食べたいです〜」 「…とりあえず…レイと砂望は後でちょっと話がある」 「「え…?」」 っ… 目が覚める …私は…? 「…姉さん…!…よかった…」 おるかの声が聞こえた 「…おるか…?ここは…?」 「…シンビジウムの…回復班の所…戦いは終わったよ」 「そっか…負けたんだね…おじいちゃんは…?」 「さっき起きて会議に行ってた、多分色々決めてるはずだよ」 「…そういえば…私の刀…」 「一応片方はあるけど…もう片方は消えちゃったからな…」 「また作ってもらわなきゃか…申し訳ないな…」 「創士さん…」 「…杏子、ごめんな…」 「大丈夫です、この通り私はぴんぴんしてますから…」 「…でも、敵に助けてもらわなかったら死んでいた…」 「それは…」 「…娘1人守れないで…何が正義だ…結局俺じゃ守れなかった…」 「創士さん…」 「…俺は…JRPAを辞める」 「っ…そうですか…じゃあこれからどうするんですか…?」 「…しばらく職を探すさ…申し訳ないが…杏子…その間は…どこかに…」 「嫌です…!」 「…は…?」 「…もう…大切な人と離れ離れになんて…なりたくないんです…!…私は…私はっ…貴方のことが好きなんですから…!」 「…へ…今…好きって…?」 「…気づかないそっちが悪いんですよ」 杏子が頬を染める なぜだか、娘がとても愛おしく思えた それが家族としてではないことは確かだった 「…オリバーさん…ちょっとお時間いいですか…?」 「ムアか…別にいいが…ちょっとお前らには質問したいことがある」 「わかってます…メイルも一緒に…ですよね、」 「…ああ」 「じゃあ、いくぞ…」 人に聞かれなさそうな場所に行く 「…さて…どうしてお前らは戦場にいたんだ…?」 「決まってますよ…オリバーさん…」 「…まあ理由はわかる…でもあの地位を捨ててまでくる必要はなかった」 「そんなこと百も承知だよ…!」 「…?メイル…?」 「私達はね…ずっとずーっとオリバーが好きでたまらないんだよ…!」 「…だろうな…レイもそうだった」 「…ねえ…オリバー、私たちも…一緒にいてもいいかな…?」 「……別にいい、」 つい笑みが溢れる 「オリバーさんっ…!」 涙を流し私達は彼に抱きついた 「…また賑やかになるな」 そんな言葉が聞こえた気がした 「…はぁ…」 自己嫌悪が治らない あの時自分が撃ってしまった 関係のない人を撃ってしまった 警察を撃つことはいいと思っていた だが関係のない奴を殺しかけた 「…あいつの隣には…いれないな」 暗い路地に独り言が静かに響いた あの戦いから数日がたった 『ディール、少し話しでもしないか』 「…創士か…急にどうした…?」 『話したくなった、特に理由はない』 「…そうか、」 『唐突なんだが…惚気てもいいか…?』 「…また別の機会にしてくれ…」 『わかった…後…一つ聞きたいことがあったんだ』 「…なんだ?」 『お前は…本当に悪人なのか?』 いつもと何一つ変わらない日常 増え続けるカジノを周り 帰っては賑やかで楽しい生活が待っている 「…あいつらが…出ていくなんて…考えられないな…」 そう呟いた彼の顔は笑っている シルクハットについた金属の輪がチリンと音を立てた 色のついた刺繍は8色に増えていた Fin.

Description

くれじっと @Snowdrop2021様より「東雲黒宙」 @kasima-REIN様より「キラ」 @kosuzu841様より「影月時雨」「光陽凛音」「影月夜風」 @suisyou-sizuku様より「夜寂砂望」

Project Details

Project ID1102017607
CreatedNovember 25, 2024
Last ModifiedNovember 26, 2024
SharedNovember 26, 2024
Visibilityvisible
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