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【小説】僕らの甲球#5 スタメン発表!!】

A3a3v24329•Created October 16, 2024
【小説】僕らの甲球#5 スタメン発表!!】
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Instructions

【#5 スタメン発表!!】 ※これはゲーム「俺の甲子園」の「都立天鳳台高校」をもとに作成しているフィクション小説です。  朝起きた。昨日はよく眠れなかった。なんせ、今日はスタメン発表の日だもん。いつもなら朝練をやる時間に発表し、作戦を立てるらしい。  7時20分、支度を済ませてグラウンドへ行く。すると、すでに多くの部員が揃っていた。あとは楠本...その楠本さえもいる。やっべ、俺が最後だ。  監督が来る。名簿を持っている。「ゲフン」と咳払いをすると、  「1 岡村智也 投外」 いきなり言い出した。かなり急に来るのか。  「2 杉山壮 捕」  「3 中村武 一」 同じ部屋の中村が選ばれた。胸が高鳴る。  「4 佐田匠 二」 絶望が走った。俺も佐田も練習熱心なだけあり、差がついたようで辛かった。  「5 斉藤俊太 三」  「6 鈴木新大 遊」  「7 楠本大樹 外」  「8 酒井大輝 外」  「9 力石祐紀 二外」 力石はサブポジ選抜か...それにしても自分が惨めでしょうがない。  「10 木内龍生 投」  「11 本間大地 投」  「12 村田翔大 捕」  「13 三浦貴 一」 その時だった。  「14 三宅悠紀 二」 少しホッとした。努力しなくてはならないと思うけど。  「15 根津龍吾 三」  「16 工藤快 遊」  「17 岡村駿介 外」  「18 阿部博隆 外」  「19 川口透弥 投」  「20 鳥居拓也 投」 このメンツで練習試合に行くようだ。  決まってからは、頭にそれしかなかった。授業の内容が頭に入っていないのは言うまでもない。ロッカーに向かって歩こうとして隣のクラスの村田にぶつかった。どうやらあいつも同じ気持ちのようだ。  「お互い、がんばろう!」  俺たちは約束をし、握手を交わし、お互いの教室に戻った。  寮では、その話で打ち切りだった。酒巻は選ばれていないなりに堂々としていた。しかし辛そうだった。その気持ちはよく分かる。  それよりも吉村だ。食堂に行くと、吉村の大好きな生姜焼きを受け取り、すぐに俺に渡した。様子がおかしい。話を聞くと、  「お前は強いけど俺は弱い...」 と語った。大丈夫か、と思った直後に  「だからこそお前により強くなってほしい」 と明るく言った。その自信満々の声は、食堂に響いた。吉村は、少し照れくさそうだった。  素直に生姜焼きを受け取るのは難しかったが、彼の気持ちをこれ以上損ねるわけには行かない。正直に受け取った。よく噛みしめる。うまい。ありがとう、そしてこれからもよろしく、仲良くいようぜ、吉村龍。 《おまけ データ一覧(略版)》 ・打順  力石→鈴木→酒井→杉山→楠本→佐田→中村→斉藤→岡村(智) ・中継ぎ投手  本間→川口→木内→鳥居 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #朝武 #小説 #野球 #高校野球 #甲子園 #俺の甲子園 #都立天鳳台高等学校 #天鳳台高校 #天鳳台

Description

前回 https://scratch.mit.edu/projects/1075740282/ 次回 https://scratch.mit.edu/projects/1082063649/

Project Details

Project ID1082063059
CreatedOctober 16, 2024
Last ModifiedOctober 16, 2024
SharedOctober 16, 2024
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