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【小説】僕らの甲球#3 我が5番】

A3a3v24329•Created October 1, 2024
【小説】僕らの甲球#3 我が5番】
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【#3 我が5番】 ※これはゲーム「俺の甲子園」の「都立天鳳台高校」をもとに作成しているフィクション小説です。  ...ピヨピヨ...チュンチュン  俺は中村武(なかむらたけし)。天鳳台高校野球部員だ。今は日曜日の朝5時。俺は朝型の人間で、いつも4時には起きて勉強をする。睡眠?そりゃ足りてるさ。毎日授業でね...おっと言い過ぎてしまった。聞かなかったことにしてくれ。  で、いつもなら最初は三宅目線だがなぜ今日は俺、中村目線なのか。その理由はただ一つ。奴が起きていないからさ。昨日、奴は楠本との練習の約束をして6時に起きると言ってアラームをかけていたはずだが、不安で仕方ない。でも楠本も起きられるのかな、ちょっとそれも疑問だ。  なんだかんだ時は過ぎて朝6時0分2秒。あいつの目覚まし時計からアラーム音は聞こえない。かけてないようだ。仕方ないので起こそう。  「ゆうきー!!おきろー!!6時だぞー!!」  「...ハッ!」  俺は目覚めた。早く練習に行かないと、と思いすぐ身支度を整えて楠本の部屋まで行った。  「楠本くんはいるかい?」  尋ねると、大柄な部員が現れた。どう見ても楠本ではない。こんなに背は高くない。顔も違う。肌もこっちのほうが白い。あれこれ考えていると、  「どうしたんだい三宅くん」 と話しかけられた。彼と話したことはないが、名前まで覚えてもらっている。とても申し訳なく思った。彼は岡村と言うらしい。彼に楠本は、と尋ねると起こしてくれた。楠本は慌てていた。俺と似ているな、そう考えていると、自分はただ部屋の前で突っ立っていた。  楠本が来た。ごめんと謝ると、俺等は早速向かった。さらに岡村も一緒の3人で。  「投げるよー!!」 岡村の大きな声が響き渡る。俺は守備に入った。岡村の投げた球は、インコースだった。それを楠本は、ものともせずに「カーン」と音を立て打った。素早いレフトライナーとなった。自分が取れたわけがない。すげぇ、と思っていると、塁を蹴る音が聞こえた。やばい、楠本は走っている。急いでボールまで走った。送球するも、すでに楠本は三塁で止まっている。感心してしまった。  その後も楠本は打ち続けた。30球投げると11本も安打とした。さすがの5番だ。  「次はお前の番だ」 そう言われ、打席に立った。岡村は、自分に右下のスローボールを投げた。見逃した。打てなかった。楠本ってすごいな、改めてそう思う。岡村も本来の守備は外野なのに投げ続けている。今日はこの2人の選手に感銘を受けた。俺も負けていられないな... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #朝武 #小説 #野球 #高校野球 #甲子園 #俺の甲子園 #都立天鳳台高等学校 #天鳳台高校 #天鳳台

Description

前回 https://scratch.mit.edu/projects/1074663273/ 次回 https://scratch.mit.edu/projects/1075740282/

Project Details

Project ID1075191017
CreatedOctober 1, 2024
Last ModifiedOctober 2, 2024
SharedOctober 1, 2024
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