〈概要〉 こんにちは。@YN0305です!前編を見てくれた人は分かりますが、…まぁ、続きなんでぜひ見てってよね 〈本編〉 第五章 再会 (本当にここどこなのー⁉スマホも圏外だし、人に聞くしかない…?いや、でも他人に聞くのもアレだし。) 「あ、あのー。ちょっといいですか?…って!敏明じゃん。こんなところにいたの⁉」 後ろから大きな声がした。こ、これはまさか…? 「ね、姉ちゃん?」 思い切って聞いてみた。すると… 「探したんだからね。しかも知らない人と一緒だなんて。さぁ、とっとと帰るよ」 ま、まぁ知らない人っちゃ知らない人だケド…。全く、何で次々にさぁ。人に『帰れ』『帰るよ』『戻りなさい』って言われないといけないの…⁉ 「イ ヤ ダ !」 絶対にヤダから、ネ! 「何で⁉『行く』って言わない限りずっとついていくから。知らない人についていったらヤバいかもだから…」 というわけで…結局こんなことになってしまった。あ~。コレ、陽が適当に『縁っていう国!ここは絆が深められる場所だよ!』…って、言ったのかも。 「アナタサン、変な姉をお持ちですネェ」 (ふざけて言ってるのかよ!…もう!) 「あ、ああ…。変な姉ちゃんだよ、自信満々だし、自画自賛もするし。プライド高めっていうより…うーん、何て言えばいいんだか…」 俺たちは陽と一緒にコソコソ話していた。 「そういえばこの知らない人、変なことして怪我してないよね?もし、敏明で怪我してたら…」 「いや、何か知らないけど俺、性格が優しくなってさぁ」 「そ、そうなんだね…。でも、知らない人!」 「『陽』様だよ!!」 「…陽。変なことはしないようにね」 第六章 来宮 「いや、分かってるって…」 もしかして呆れてる? 「それで、まずここは永栄から大体970m離れた『来宮』だよ。船を使ったりして本当に来るの大変だったよね…」 そう。ホントにそう!全く… 「船ってすごいな。流石だな!」 途中、ちょっと船酔いして大変になったけど、何とか『熊川景谷』という観光名所に行ってから、忘れ物とかを取りに行く作戦? をたてた。 「それで、忘れ物を取り戻すためには三つ手段がある。多分一つ目の方がやりやすいっていうより、楽かもしれない。まず一つ目、『試しの法』忘れ物の数ごとに術師が呪文とかを言って、神社が出てくる。その神社は呪いとかも出るけど、それを乗り越えられることができれば、忘れ物をゲットできる。それを試そうとする気持ちが大事だ。二つ目は…」 け、結構長いな…。他の人に怪しまれたらヤバいけどね。 「あ、あと最後に言っとく。忘れられた神社じゃないと、呪われちゃうかもしれないから。呪われたら永遠にこの世界にも戻ってこれないし、反対に元の世界にも戻れないから。みんなからも忘れられちゃう」 めっちゃ怖い!…でも、やるしかない。 「…わかった。じゃ、一番楽そうなのをやるよ」 第七章 呪言 「オッケー。ちょっと離れて」 陽が言うと、鉛筆を取り出した。何か変なものを描いている。描いたあと、そこの真ん中に立つと… 「逾樊ァ倥?ゅ←縺?°縺ゥ縺?°縲∝窮謨乗?縺瑚?蛻??蠢?r縲∝叙繧頑綾縺帙k繧医≧縺ォ縺励※縺上□縺輔>縲!!!」 い、一体何を言っているんだ。変なことを言っている気がする…。大丈夫か⁉ すると、俺たちの目の前に神社が出てきた。人々が驚いちゃう…! あれ⁉人がいない⁉ 「陽ッ!!」 姉ちゃんが急に叫んだ。もしかして…。陽は、倒れていた。 「姉ちゃん、俺は救急車を呼ぶ。陽の様子を見ててろよな⁉」 《火事ですか、救急ですか?》 「救急です!住所は……。じゅ、住所は『来宮 自蔵市 光源町 1-203-8』‼ 成人したばかりのような姿をした女性が不思議な言葉を発言したら、急に倒れたんです」 ギ、ギリギリ聞こえたか…?わからないが、答えは届いたようだ。 《わかりました。今から向かいます。》 「陽、大丈夫⁉」 姉ちゃんも心配している…っえ? 「…嗚呼!敏明、見て。陽が何か話してる!」 スマホを捨てて、直ぐに陽の声を聞いた。 「…さ…さっきの言葉は『古誇』遥か古代でよく使われた言語だった。でも、こんな言い伝えがあった。『古誇を使いし神と繋がる者、龍神へと姿を変える』けど、それをしないと駄目だった。ほら…忘れ物の取り戻し方を…」 な、なんと…‼ 俺は、何も言えなかった。 「大丈夫、神社なら古代地図に書かれてある。ほら、持ってけよ!」 陽がそう言うと、あたりが真っ白になった。最後に聞こえたのは、神様になった陽の声だけだった。
〈異世界 編〉 https://scratch.mit.edu/projects/1072015660 〈神社 編〉 https://scratch.mit.edu/projects/1082004343/ この小説。結構、こだわっています! 住所とかも、調べて架空のを作っていたりします。 また、第六章に出てくる『熊川景谷』は、宮崎県にある『鹿川渓谷』を変えたものです! 敏明が言っていたこと、わかりましたか?