「うちの子が大変ご迷惑をおかけしました……」 ユーディル 人間 雪山の村に住んでいた呪術師の末裔、今はもう呪いの力はない。 雪山で拾った半竜の子供シェンジアを今の今まで育ててきた。つよい。 育ちが辺境すぎた故かなかなかの常識知らず。 得意料理は梅醤油のさっぱり煮込み。異様に美味い。 「わたくし、ユーディルと申しますの 旧ハテア語において「金魚」という意味です」 性格はお淑やかで穏やかだが、そこはかとなく京都人。 また、情け容赦のない無邪気すぎるシェンジアを厳しく叱ることもある。 だが、いてこましてもいい標的がいるならば存分にシェンジアと共に大暴れする。 [シェン! あそこにいる敵さんたちなら遊んでもいいですよ まとめていてこましてやって頂戴!] 並びに後方部隊。 シェンジアの背にしがみついて、共に雪崩の中をウッキウキで泳ぐ。 頭の奇妙なアクセサリーはシェンジアの力で、雪崩の中での冷たさを軽減する力があるらしい。 こいつが人類の味方で良かったと思う。 「シェンちゃんを傷つける人は…… はい いてこましますよ」