=世界観==================== 争いが起き、突然滅んでしまった世界。 選ばれし人間には「能力」が与えられている。 =プロローグ================== まるで世紀末のような光景が広がっている。 ここは2030年の日本。突然始まった争いにより人類は滅びかけ、土地は戦火で埋め尽くされていた。 「・・・なぜ、こんなことに・・・。」 彼は・・・少年は思考を繰り返していた。このようなことになる前に戻れたらどれだけ幸せだろうか。 とうとう、一つの考えに辿り着く。 「俺のこの『能力』で、過去に戻り未来を・・・俺が今生きている世界を・・・変えることができるとしたら…?」 そう。少年は能力『トラベル』を所持していた。彼は唱える。 「2024年へ・・・『トラベル』!」 そう言った時には、彼の姿はもう無かった。 =本編===================== 「痛っ」 放り出されるようにして少年は2024年にトラベルすることに成功したようだ。 「ここが・・・争いが起きる前の・・・。なぜ起こったのか調べる必要があるな。」 街を見渡しながらどこへ行こうかと考える。突然後ろの方から叫び声が聞こえる。 「うわぁぁぁ!?ひ、人!?!?」 どうやらここにはほとんど人が来ないらしかった。 「あ、スミマセン。すぐどっか行きますんで・・・。」 少年はトラベルの瞬間を見られたかもしれないと焦った。人は落ち着いたのか、やっと口を開く。 「いや、どーやって帰るんですか?」 「は?」 「言っとくけど、ここ過疎地域だから、バスとか車とか通んないし、隣の町まで歩いて一日半かかるけど」 「・・・うそですね。」 「本当です。」 「う~ん…。泊ってく?家に。」 「・・・そうさせてもらいます。」 人は・・・少女はスタスタと森の中を歩いていく。少女が聞いた。 「あの、名前はなんて言うんですか?」 「あぁ、俺の名前は『ハル・クラシス』です。」 「外国人・・・ですか?」 「う~んと、ハーフってとこかな。君の名前は?」 「あ、『花園ミサキ』です。」 「よろしく。」 軽く自己紹介をしているうちに家に着いたようだ。木の上に家がある・・・ツリーハウスと言ったところだろうか。ただ、見ただけでビル3階分くらいはあるのでどう登るのかが考えどころである。 「ここですね」 「・・・どうやって上行くんですか。」 そういうとミサキは信じられないというような表情をしてハルを見つめ、 「え?私はジャンプするんですよ?安心してください。梯子用意するので!」 当然のようにぶっ飛び発言をするのでハルの脳内は今〈パァ〉である。 「ま、見てたら分かるから。『ブースト』!」 ミサキがそういうと、足の方にエネルギーが溜まっていくのがわかる。すると、巨大ジャンプをして3階分の高さのツリーハウスに着地した。 「梯子おろしますね~」 戸惑いつつも梯子を上り、ツリーハウスの中へと入って行った。 =====================続く=
流石にこのまま何も共有しないのはちょ~っと嫌なので我が自作している小説をUPしようかと思います。 アニメ作る合間合間に共有しようかな~なんてね。 くs小説ですが温かい目で見ていただけたらと思います #小説 #RINBERU