ネイブリーフ 強いネイビー色が特徴の野草。大して希少ではない。 油分が多く、薬の効能を薄める「ネイブオイル」が抽出できる。 また、ネイブオイルは普通の調理にも使用可能だが、その場合見た目がそれはそれは青くなるのでオススメはできない。 パライハーブ くすんだ緑と、印象に全く残らない外見が特徴の単子葉類。ハーブとは何の関係もない。 乾燥させて粉にしたものは強い麻痺作用があり、主にネイブオイルと混ぜて麻酔として用いられる。生食厳禁。 フルークフルーツ 自生しているものの半数以上は何の効果もない雑草だが、稀に鮮やかな黄色が特徴の果実が成っている。 この果実はかなり苦みのある果汁を多く含み、煮詰めることで止血作用のある薬にできる。 なんだかんだ果実を見つけることが困難なため、診療所での栽培を試みている。 トラッロエ 恐ろしい外見とは裏腹に、美味しい葉を持つ多肉植物。 一株に数十枚ほど、巨大で刺々しい葉がついており、一枚一枚の色や硬さ、効能が異なる。 知識を持った人が適切な処理をしないと猛毒の葉を引くことがあるので、気をつけること。 硬かったらかなりの確率で有害。柔らかかったらかなりの確率で無害。 まさにトラップのような植物。 アイシスツリー 周辺の植物がギリギリ枯れない冷気を放つ、くすんだオリーブ色の葉を持つ常緑樹。 葉もまたひんやりとしているので、熱中症になりそうな時に額などに貼り付けると心地いい。 コーディグマ 硬い葉と、深い緑が特徴の薬草。水辺に群生していて、地を覆うように生える。 味は苦く、舌先がピリピリするが、痛みを鎮める効果がある。 初めてこの薬草を食べた時、あまりのピリピリ感に麻痺系の猛毒なんじゃないかと思ってそばの水辺で口を濯いでしまいました。普通に薬草でした。 ドエイド草 大きな葉を一枚だけ地上に伸ばす単子葉類。その表面は何故か常に清潔さを保ち続けている。 傷口に貼り付けるどころか全身をくるんでしまいそうな大きさなので、好きに千切って包帯のように使うのが定石。 とはいえドエイド草だけでは回復には限度があるので、傷口にはきちんと薬を塗りましょう。 イグニリーヴ 鮮やかなオレンジの、割と珍しい植物。 薬草とは違うが、すりつぶすと高い燃焼性を誇るので火薬として使うことが可能。サバイバルのお供に。 スパイスとして使うには向いていない。 実はネイヴリーフと近い仲間で、燃えやすいのは油分が多いからなんだとか。 レイニパッド 水中に花を咲かせる特殊な植物。 そのうえで花びらが腹痛によく効く薬になる。だが一年に一度しか花は咲かない。 …うちで栽培できればちょっとは採取が楽になるかなぁ… スモークシュルーム 薬草じゃないが、薬の材料だったり猛毒になるので記載。 常に煙を周辺に纏っている不可思議なきのこ。 なぜか乾燥した、煙で満たされた場所に生えやすいので研究分野としては相当注目されそう。 そのまま食べると強い抗うつ作用が見られる… が 同時に酷い幻覚も見えるので見かけたら食べちゃダメ。 加熱して取った出汁であれば幻覚作用だけなくなる。 ここ周辺では見たことがない。僕の故郷には腐る程生えてた。 ヤマバショウ 甘い蜜のような香りの、白い花。 薬にすれば安眠作用があるが、触った者にこれまた酷い幻覚を見せる。 標高が高くて水気があって、小雨が降った直後にしか見ることが出来ない、貴重な草。 モイライラ とても小さく、人間の力では見つけることが困難な草。ほんとに目立たない。 だが、独特な香りを微かに放っている故か動物にはあっさり見つかる。 ちなみに生で食べると強い睡眠効果、乾燥させて粉にすると安眠効果が得られる。 クロイラクサ 真っ黒い葉が特徴のイラクサ。暗いところに生える。 葉をすりつぶして押し固めておくと、簡単な眠気覚ましになる。 とはいえちゃんと寝たほうが健康にいいのは事実。