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小説[狂喜心理殺害事件]

SOsomiho•Created June 21, 2024
小説[狂喜心理殺害事件]
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Instructions

午後十時。 ピッと短な音がなる。 ノゾミはグループメールを確認した。 思った通り、新着メールが続々と送られている。 メールのほとんどが「狂喜心理殺害事件」についてのものだ。 狂喜心理殺害事件…それは先日、 ノゾミのクラスメイトが殺害された事件だ。 ×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××× 被害者はセナという人だ。 真面目で中学受験を目指していたらしい。 クラスの三軍。一軍に君臨するノゾミたちにとっては邪魔だったのでありがたかったのかもしれないが。 「セナの殺され方何度聞いてもヤバすぎww」 「一軍に逆らった天罰なんじゃないの??ww」 「あははははwwミオ天才wwwwww」 ミオとユイカが会話している。 「ね〜、殺され方もいっかい教えてくんない? 何度聞いても面白いからwwww」 エリカが会話に入ってきた。 「いいねww じゃ、ミオ話してよw」 ノゾミも会話に参加する。 「Ok…www」 ×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××× あるところに…ってのも変だけど。 セナっていう人がいました。 まぁ将来への希望はあったみたいだね。 超真面目。ノリの悪い腐った性格の子。 うちらのいうことには耳も貸しません。 逆に先生に報告するしさ。 三軍の癖にうちらの邪魔してた悪い子だった。 セナはある日突然、死にました。 奇妙な死に方で。 遺書もなく、亡くなる5分前には親と元気に会話をしていたらしい。 自分で自分と親の胸に刃物を突き刺した…しかし、 凶器だけが1kmほど離れた場所から見つかった。 警察の結果により、 "警察が入る前に部屋の中に入った人はいない" と断定。 "なぜ凶器をセナは死ぬ直前に1km離れたところに置けたのか" そこが問題となったが 今も解決されていないらしいよ。 ほい、こんなかんじで十分? ユズカとかもう10回くらい聞いてるでしょw ルールセナは聞きすぎだったよねwwwwt しんだ人の話だしwws てん罰とかでも無いとうちは思うけどねwk アハハハwwwwt ×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××× 「じゃ、もううち寝るね…また明日」 うちはミオのそのメールを返しながら… ミオの最後の文章がやたらひらがな多用だったのが気になった。 ×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××× 次の日。 学校にいつもと同じく行く。 教室に入ると…二軍どもがちらちらとこちらを見る。 …いつもこんなに見られてたか? なんだか不思議な感覚がする。 担任がクラスに入ってきて…クラスがさっと静まる。 「今日は全校朝会だ…早く並べ」 は? 今日は金曜。ありえない。 とりま並んだが…何かあったっけ… ミオの席が空いていることがふと目に止まった。 ×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××× 「え〜……みなさんおはようございます。 非常に残念なことですが、 "6年C組 桜華 ミオ"さんが遺体で見つかりました。」 「……っっ!?」 校長のきもい顔から発せられたことは強烈すぎた。 その後の話は一切聞かなかった。 聞けなかった、が正解かな。 ミオ…なんで死んだの? ×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××× グループメールは大騒ぎ。 アサがミオの最後のメールを考察したらしい。 「あのさ、ミオのメールのことだけどさ、 最後の最初の文字がユルしてなんだよね… だからミオはあの話する時はもうセナに憑かれたんじゃないかな…と思うんだけど。」 「…え、天才?」 「すっご〜w」 「まじかwミオやばw」 ユズカ、エリカ、うちが順番にメールを返す。 「今日はちょっと忙しいから早めに落ちるね」 アサは早めに落ちてその 2日後にも既読がつかなかった。 月曜日に確かめるしかないか… ふと、セナの声が聞こえた。 「わたしがしねば、みんなわらうね」 「わたしがしねば、みんなたすかる」 「わたしがしねば、みんなやるんだ」 「わたしがしねば、みんなよろこぶ」 「わたしがしねば、みんなわかるよ」 「わたしがしねば、みんなしるはず」 「わたしがいれば、わたしこわれる」 「わたしがいれば、わたしつかれる」 「わたしがいれば、わたしくるくる」 「わたしがいれば、わたしゆううつ」 「わたしがいれば、わたしいやいや」 「わたしがいれば、わたしきょうき」 耳障りのする声。顔を触られたようでぞっとする。 床にはって、スマホを投げ捨てる。 ききたくないよ。 その一心でさけぶ。 「あ"ぁぁああああああ"あ"あ"あああああ!!!」 「…ノゾミもだね」 セナだ。 「誰も彼も反応が同じでつまんないね」 『許して』『助けて』『なんで』『誰か』『あ"あ"』 順番にミオ、アサ、エリカ、ユズカ、ユイカの声。 「ミオは自分で頭を真っ二つに。 アサは手を片方刺した後に飛び降り。 エリカは手足を全部切り落とした。 ユズカは一酸化中毒と首吊り。 ユイカは体とマッチを接触させて大火事。 じゃああんたは…どうしようかなぁ?」 「………っっ…!!」 『…私はね、死んだ後に臓器の移植をしたんだ。 内臓をミオ、肝臓をアサ、腎臓をエリカ、肺をユズカ、脳をユイカに渡らせたよ。もちろん"わざと"ね。 そしたら、異常なことが必ず起こるんだ。 んで…あんたに渡したのはなんだと思う? 人の一番大事な臓器、"心臓"だよ。』 心臓に激しい痛みを感じてうずくまる。 「…い"ぁ"ぁ"あ"あ"!!」 べっちょ、と気持ち悪い吐血音がした。 なにか、こわれた。 「……あ"…あ"…は"は"は"は"は"!!!」 血が滴る部屋の中、ノゾミは笑った。 ぺっちゃ。ぺっちゃ。ぺちゃ。ぺちゃ。 血を滴らせながらノゾミはナイフを取る。 「あ"ぁ"……♡」 ナイフに反射する自分の顔がうつくしい。 しぬことが全然怖くないや。 ノゾミはナイフを高々と掲げ、胸の部分に突き刺した。 何度も、何度も。 一瞬だけ泣きそうだった顔も、ナイフで掻っ切られて消える。 一瞬だけ躊躇った手も、ナイフで突き刺して消える。 一瞬だけ動きを止めた足も、ナイフで切り刻んで消える。 いつしかぜんぶきえちゃった。 あはははははははははははははははははははははは。 あはははははははははははははははははははははは。 おもしろいなぁ。 くるってやがるよ。 べっちゃあ。 「次のニュースです。小学6年生のノゾミさんが行方不明になりました。部屋には血痕が50個以上残っており、警察は安否を探しています…」 [狂喜心理殺害事件]-Fin- -作者コメント- ぐrいの好きなそみです。 サムネがリードちゃんなのは知りません。 書いてて楽しかったです。(((サイコパス ノゾミ以外の名前はクラスの一軍から取りました。 多分楽しい理由それです。() 最後のニュースが行方不明なのはノゾミが体を切り刻みすぎて警察には人体だと認識できなかったからです。 最後まで見てくれてありがとうございます。 ミオの最後のメールの最後の文字を読みましょう。 1344。

Description

BGM:イヤイヤヨ&アブノーマリティ・ダンシンガール きょくがおわるまでまって ながれてるきょくが まってくれたら わたしの みがわりになってくれる から のろわれてください しんでください ゆるしてください あいしてください ころしてください わかってください ついてください ころしてください たすけてください あたしはまだいきてるんだ あははは おもしろいでしょ すごいでしょ きいて のろって ひと筋のノ⬛︎ミを

Project Details

Project ID1040259209
CreatedJune 21, 2024
Last ModifiedAugust 6, 2024
SharedJuly 9, 2024
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