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(閲覧注意)小説「砕かれ手放した日常」

SAsamewaniudon•Created May 13, 2024
(閲覧注意)小説「砕かれ手放した日常」
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Instructions

塵クオ 重い 語彙力ない 長い ========================= 「見つかった…?」 ついに見つけた ここまで長かった すぐ準備をする さあ出発だ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「あの凶悪犯をついに捕まえる時が来たんですね、日比谷さん」 「ええ、望月さんのおかげです」 「じゃあ行きましょうか」 「もちろんですよ」 「犯罪者は何があろうと許しちゃいけませんからね」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …何かがおかしい そんな違和感を感じた すぐそれを払拭する 飯の時間だ 早く行かねえと… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「まさかこんな近くに潜んでいたとは思いませんでしたがね」 「突入準備」 軽く100はいる機動部隊が準備を開始した ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 意外とあの人がいる場所は遠かった あの人がこの国にいたのは知っていたけどこんなに遠かったとは まあ2時間もあればつけるだろう 私に使えている運転手を捕まえあの人のところに向かいながらそう考えた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ナイアが駆けてきた この後出す言葉を口に含んだまま 「隠蔽が…破られた…!」 咄嗟に理解する この建物は隠蔽によって隠されている それが破られたということは… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「突入を開始しろ」 指令を受け機動部隊が隠されていた建物に入っていく 今とっ捕まえてやるからな 「“貴族殺し”」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 音が聞こえる 100人近くいる 「ナイア…!あいつらと共に逃げろ…!」 すぐ伝える ナイアが再び駆けていった 武器を構える 飯は後だ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 奴露、菁を起こしレイを呼ぶ 「逃げるぞ…!」 意外とすぐ着いてきてくれた すぐ音とは真逆の方に逃げる ディール…生きてくれよ…? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ついにやつをこの目にとらえた 「ディール・オリバー…!」 残念ながら私の能力は束縛などではない だが 「“特攻”対象:ディール・オリバー」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …!? 急に相手の動きが鋭くなった 杖で塞いでなかったら骨数本はいかれていただろう だがその程度で折れる杖じゃない 負けじと仕掛ける ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 結構離れたはずだ、 一人も欠けていない このままもっと遠くへ… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 多少反撃はしてくる だが私が押している このまま押し切ってやる こいつが死んだら殺されたやつも報われる…! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー つええ… こいつ、何か対処法はねえか…? そうだ 「対価の天秤」 しかし何も起こらない 天秤は現れず敵も止まらない なぜだ…? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ふと気づく 奴露さんはどこだ…? さっきついてきてた 「…!もしかして…」 もしかすると“俺に催眠をかけついてきてると錯覚させた”のか…? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 奴露の部屋から物音がした もしかしてあいつ… 急いで奴露の部屋に入る そこにはやはり奴露がいた 「え〜っと…?これどういう状況?」 「逃げろ…!」 「えっ?」 「いいから…!行け!」 「あっ…うん!」 俺は壁を破壊し通路を作る 奴露は逃げていった 危なかった もう少しで… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ディールが急に走り出した 逃げたか…? すぐ追う はずだった 部下に止められ少し追うのが遅れた だが場所はわかる 袋小路だ ディールが逃げた部屋に入る 壁は壊れていた だがディールはそこにいる 理解ができなかった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー な…何が…? ディールさんが私を叩き起こした 逃げろと言われ逃げたが気になる だが逃げろと言われた手前戻るわけにも行かない 私は一目散に駆け出した ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 奴露はどこだ…? 「まだ部屋じゃ…」 どうするべきなんだ…? 戻るべきか戻らないべきか 決断に迷う そのとき一つのことに気づく 迷う暇もなく菁を押した 液体が飛び散る音がした ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今頃別働隊が逃亡者を処理した頃だろうか 霊もいるとの報告だったから塩持たせておいたが…効くのかね 「そろそろ別働隊がお仲間を処理した頃だよ」 明らかにディールの顔色が変わる 背筋が凍る つい離れていた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 別働隊…? 処理…? は…? …? 理解が追いつかない だが一つだけわかる 今こいつを殺さなくては行けない ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ………!? ナイアさんの頭が弾けた 腰が地面に堕ちる 抜けてしまった腰が悲鳴を上げる レイちゃんも見てしまった 「だ、“ダイス”」 値は51 相手とほぼ同じ攻撃力だ 私の前にはショットガンを構えた弟と同じぐらいの歳の少女がいた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 急に殺気が倍増した 肌がヒリつく どうやら地雷を踏んじまったみたいだ 「まあ…関係ねえけどな」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あいつらは死なん 殺させるか 絶対に 敵に一撃入れる 未だこちらは無傷 銃声がした 危ない危ない 当たったら痛いじゃ済まされねえ 体制を崩す ここぞとばかりに塵が襲いかかってきた 床に手をつき蹴りをお見舞いした ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 銃を持った少女は口を開く 「…あなたは…犯罪者ではなさそうですね…」 「…ですが犯罪者のことを知ってそうですから後で吐いてもらいますよ」 「後あなたには成仏してもらいますので」 レイに塩が投げつけられた レイがだんだん薄まっていく 「ごめんね…」 そう言いレイは消えた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 腹に強い衝撃がぶつかってきた 後ろに吹き飛ばされる 屋根に当たった 堕ちるッ!? 受け身を取ろうとした 無事地面に着地 するはずだった 腹に刃物が突き刺さっている すぐ痛みが全身を駆け巡った 重症だ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 久々だ 人を刺したのは 早くケリをつけてあいつらを追わないと 心臓の位置に剣を刺す 「ハッ…無様だな」 ついそんな言葉が漏れる 人を殺めた時にはなぜか高揚感が湧き出てくる この高揚感がたまらなく嫌いだ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「…来てもらいますよ」 そいう言われ私は来た道を戻る ナイアさんは死に、レイさんは祓われた もう嫌だ あの日々に戻りたい あの5人で過ごした楽しい日常を… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後30分ぐらいかな〜 車に揺られながら考える ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー みんなはどこだろう… あの時催眠かけなきゃよかった そんな思いが幾度となく表れては消えていく 「みんな…どこ…?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あいつらの場所がわからん おそらく裏から出ていったと思われるが 裏口から外に飛び出す 近くのビルの屋上に登り辺りを見回すがそれらしい人影は見当たらない 少し重い風が吹いた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー もう少しで着いてしまう 昨日ディールさんからもらった能力付与… 何かに使えるかな そんなことを考えながら歩く その時だった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 菁ちゃんがいる その前には見知らぬ女の子も 「ッ!?その帽子」 女の子が銃を向けてきた つい手を上げる マズいのかもしれない ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうすれば探せるか 一つ案が浮かんだ 「…“対価の天秤”対価:敵の命 生成:あいつらの居場所がわかる地図」 手に地図が出現する 地図に点が現れる だがおかしい 点が二つ足りない…? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「その帽子はディール・オリバーのもので間違い無いですよね?」 質問が突き刺さる 額に鉄の感触がつたわってくる 「一回落ち着こ…?」 話しかけるが反応はない 脳内に通知が入る 『能力付与が能力に追加されました』 理解する 「催眠…預けるね」 『能力付与、催眠を狭間凪菁に送信しました』 「…?まああなたはディール・オリバーの仲間ですね…?」 「どうだろうね〜?本人に聞いてみたら〜?」 とぼけよう 死んでもいいから… カチリと音がした ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …!? また点が一つ消えた… 点は“探している奴”を表す つまり 絶望が押し寄せる 危うくビルから落下しそうになる いや…まだ一人生きてる 急がねえと… ビルの上を跳び 最後の点のところへ向かう ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ど…奴露ちゃ…」 思わず声が出てしまった 慌てて口を防ぐが遅かったようだ 「…この人の名前を知っているということは…」 銃が向けられる 「“ダイス”っ…!」 値は95 大当たりだろう 銃を殴って弾き飛ばす ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後少し… わずか500mほどだ 点が消えたということは 点を消す存在がいること 急がないと… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー はずだった 銃は動かない 思わず体を横に飛ばす 置いて行かれた左腕に鉄の雨が降り注いだ 「判断を間違えてしまったようです…」 「あなたは一般人ではない」 「立派な犯罪者だ」 左腕から焼いた釘で刺され続けるような感覚が動いている あまりの痛みで意識が飛びそうになる 無意識に涙が出てくる この状態でどこかを殴ったら体が持たないだろう …でも 斜め下に拳を叩きつける宙を舞う 右腕も壊れた もう死ぬな でも あなたに会えてよかった 『能力付与、ダイスをディール・オリバーに送信しました』 「生きて」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『能力付与、ダイスを手に入れました』 そんな音が脳内に響いた 地図から点が消える 点の場所は 俺の腕の中 狭間凪菁は俺の腕の中で息を引き取った ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …!? 目の前に急にディールが現れた でもこれはチャンス 油断しているうちに! ショットガンを向け迷いなく引き金を引く でも数秒後何かがおかしかった 弾が命中していない 一発もだ 体がおかしい まるで狼に挑むネズミのような気分だ ふと日比谷さんの顔が思い浮かぶ あの人が負けたのか…? 刻一刻と事実が体を蝕む 脳が今どうでもいいことを映し出す 勝てない 根拠もないのにそう思った ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とてつもない無力感に襲われた 本当は守れたはずの命 守れなくもう消え去った命 まだ微かに温もりのある体 いずれ冷えていくであろう体 事実は重く身にも心にものしかかった そしてもう一つの事実にも気づく 地面に血塗られたシルクハット 頭が吹き飛んだ遺体 奴露だ… 信じたくない 信じたくない 地図を見る 点はない 孤独 ふと前を見る 腰が抜けて立てなくなっている少女 横にはショットガンが落ちていた 目は必死に逃げ場を探していた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 死… 何度も頭によぎる 消えない 怖い 恐ろしい 逃げたい 逃げれない (メモクレに続く)

Description

使い方の続き 注意 残酷な表現があるので気をつけよう(使い方にも) ========================= 死にたくない 私にはまだやることが残っている まだ逃げれば大丈夫 でも立てない 心がわかっても体がわかってくれない 動きたいのに動けない ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 原因はこいつ 目の前で腰を抜かした少女 理解している 理解しているはずなのに 動けない 事実が重すぎるんだ 憎しみもある 怒りもある だが体は動かない 今すぐあいつらと同じ目に遭わしてやりたい 一歩前に出た もう一歩前に出た 体が言うことを聞いてくれる 杖を鞘を抜く ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 迫ってくる 嫌 嫌… 「やっ…やめっ…」 声が出た 体は動かない 「お前は…あいつらがそう言ってもやめるか…?」 正論だ やめるわけがない 知らなきゃよかった こんな事実 見つけたくなかった 死にたくないがために頼み込む 「許して…なんでも…するから…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 緩い 「じゃあ自死しろ」 明らかに相手の体が強張る ショットガンを手に取る 弾は後3セットぐらいか 相手の左腕に向けた 数秒の沈黙があった 引き金を引く 五月蝿い嗚咽が響き渡る 「黙れ」 相手の嗚咽が止む 必死に痛みを堪えこちらをみている 引き金を引いた 無惨な死体が残される 俺は菁と奴露の遺体を抱え家だった場所に戻り埋める ここから離れよう ここにいても苦しいだけだ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー やっとついた 長かった やっとあの人に会える 高鳴る鼓動を抑えながら進む でも何かがおかしい 土煙が上がっている しかもあの人がいるであろう場所からだ 私が仕入れた情報の発見者は少女の探偵 嫌な予感がした ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「今日も暇だから遊びに行くか…」 伸びをして世界線を移動する あいつの居場所から少し離れたところに移動した 違和感に気づく 「土…煙…?」 間違いなくあいつの居場所からだ 何かあったと断定してもいいだろう 急いで跳び出した ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 敵の亡骸に塗れた正面玄関から通りに出る 「生きろ…ねえ」 お前らを失った今追いたいものは追いたい 「だがそんなこと言われちまったか生きるしかねえんだよ」 あ〜あ…いっそのこと人間関係の全てを断ち切ってしまおうか そうしたら重みもなくなる そしたら… 心が闇に飲まれていく 眼も緋くなる 「もう…どうでもいいな…」 再び歩き出した ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「っ!?」 目の前が朱い 目の前には死体、死体、死体 悪臭が鼻を刺し吐き気がする 嫌な予感は的中してしまったようだ 情報元の探偵から警察にも伝えられていたんだ でも…進まなきゃあの人には会えない 進まないと… 私はできるだけしたいを踏まないように歩き出した ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「やっぱり…」 警察の奴らが倒れている 警察があいつらの居場所を襲撃したんだろう 「生きててくれよ…ディール」 死体だらけの道を歩き出した ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 目の前に人影が見える なぜだか懐かしさを覚えた そいつはすぐ駆け寄ってきた 「オリバーっ…!」 やっぱりどこか懐かしい 「メイルだよっ…覚えてる…?」 ああ覚えてる だから忘れてもらわないと 「“催眠”……ディール・オリバーという人物のことを全て忘れる、また視認できない」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 悪臭が鼻に刺さった 私なんでこんなところに…? 私は急いで逃げ出した ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「そんなことしていいのか…?」 「…何でお前がここに…?」 「理由なんかいいだろ…あんなことしてよかったのか?」 「ああ…俺なんかに関わるとあいつらみてえになっちまうからな…」 「…そういやあいつらお前なんかおかしいぞ」 「そうか…?」 「戻れよ…元に…さっき調べた…全部わかってんだよ…俺にできることなら何でもする…だから…言ってくれよ…俺にできることを」 「ねえよ…」 「元凶も殺した、仇も打った、これ以上何かすることがあるか…?」 「お前のことだよディール…お前はそれでいいのか…?」 「いいよ…苦しむのは俺だけだ…お前は苦しませねえ」 「は…?」 「“催眠”……ディール・オリバーという人物のことを全て忘れる、また視認できない」 「…じゃあな…黒宙」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「…何で俺こんなとこいるんだ…?」 また一人この場所を去っていった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 水滴が落ちた どことも取れない路地裏 小さな小さな水たまりが一つ二つ 声を殺し 家も、仲間も、許婚も、友も全て失った 彼が持っているのは“凶悪犯”という肩書き そして 「生きて」 この言葉 それだけだった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 心に何か大きな穴が空いた気がする 何かとても大切な何かを 失ってしまったような とてつもない虚しさに襲われた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今日も依頼を遂行する 殺しの依頼 なぜだろうか 殺しの依頼には抵抗がある その理由もわからぬまま依頼を遂行する 抵抗があろうとも ーーーーーーーーーーーー完ーーーーーーーーーーーー くれじっと 黒宙さん(サムネ入れ忘れてました処刑されてきます) @Snowdrop2021様

Project Details

Project ID1019360518
CreatedMay 13, 2024
Last ModifiedMay 16, 2024
SharedMay 15, 2024
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CommentsAllowed