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小説 「家無し少女」

SAsamewaniudon•Created April 23, 2024
小説 「家無し少女」
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Instructions

53クオ 53クオ 53クオ 53クオ 53クオ 大事なことなので5回言いました ========================= 「…お姉ちゃん…お腹すいたよ…」 そんな声が耳に入る そんなことはわかっている そんなことも解決できない私のことが嫌いだ 親もいず 家もなく 弟の言うことも守れない そんなゴミみたいなのが私だ 「ちょっと待ってね…」 「…もう待てないよ」 この会話がいくら続いただろうか また色々なものを漁る 前にご飯食べたのいつだっけな 思い出せないくらい食べていない 弟に少しは回しているとは言えほぼ同じようなものだろう お腹すいたよ そう思いながらずっとゴミを漁る 食べ物があることを願いながら ない ずっと探しているのにどうして もう2人とも服もボロボロ もう嫌だこの生活 いっそのこと2人で… 悪魔の囁きが頭の中に聞こえた 4んでたまるか …いや私は最悪4んでもいい どうかこの子だけは救ってくれますように この弟だけは… そしてまた別のゴミ捨て場に向かう 次はあるといいな 何個ものゴミ捨て場を廻る 何かもう全てどうでも良くなった 「ねえ…會?生まれ変わっても私の弟になってくれる…?」 「え…?お姉ちゃん…?何言って…?」 「いこっか」 私は動き出す 悪魔に体が乗っ取られる ここの近くに廃ビルがある 墜ちよう 今度は幸せな人生に巡り逢えることを願って 私は歩き出す ああ… 「まちな…」 「…なんですか…?」 「…だいぶ思い詰めてるだろ」 路地の奥から声が聞こえる 第一この人には関係ないだろう 「あなたには関係ないですよ…」 「残念…俺はわざわざ4にに行くやつを見るのが大っ嫌いなもんでね」 「じゃあ見なければいいですね…では」 「止めるぞ…お前がどんな奴でもな」 「そうですか…」 そう言い私は歩き出す おそらくついてくるだろう でも堕ちて仕舞えば助けられない それまでにいくら説得されようが私の覚悟は変わらない 廃ビルに着く 廃ビルを登る 廃ビルから落ちる 私は地面に着いた 腕に抱かれ 地面に着いた 疑問に打ちひしがれる 確かに堕ちたはず だが私は地面にいる 目の前にはシルクハットの男の人 年齢は私とそこまで変わらなさそうだ ともかく私は生きてしまった 「…ほらな?生かすって言ったろ?」 そんな場面なのに弟の方から音がした 「…お腹すいたよ…」 そうだった…私達は数日何も食べていない 「腹減ってんのか…」 どうやら何か悩んでいるらしい だがどうせ自分たちには関係ない どうせ他の大人と同じ私たちを見捨てるだけだ 「會…じゃあ探しにいこっか…」 「…もう嫌だよ…こんな生活…」 「仕方ないでしょ…」 そう…仕方ないんだ 誰も私たちを助けてくれるはずがない だが次の瞬間のことだった 「助けてやろうか…?」 「…え…?」 おかしい なんでだ? 私たちを助ける意味なんてない メリットもない 「聞こえてるかい?」 「…は…はい聞こえてます…」 「で…どうする?」 「…何も…しませんよね…?」 「えぇ…しねえわ…何言ってんのさ…」 「信じていいんですね…?」 「ああ…誓ってなにもしない…着いてこい」 そういうとその人は踵を返し歩いていく 私達も着いていく もちろん警戒しながら着いていく かなり歩いた だんだん不審に思えてくる 「どこにいくんですか…?」 ふと聞いた 「俺の組織かな」 「え…?」 組織…? 攫われちゃう…? いや…信じないと…誓っていたから… その後すぐについた 本当に警戒しながら入る すると何やら美味しそうな匂いが鼻に突き刺さる 「組織の一員に作ってもらっておいた…毒なんかは入ってねえから安心しな…なんなら毒見もしてやろうか?」 どうやら本当に毒なども入っていないらしい もう本当に限界だ 私も…會も すぐ會が飛びついた こんなに幸せそうな會は久しぶりに見た 私が食べても良さそうだ 一口食べる 脳が蕩けてしまいそうな快楽が体を襲う 舌が悲鳴をあげている 久しぶりにまともな料理を食べた 涙が自然に溢れる 床に涙が堕ちる 會も横で泣いている こんな悪いお姉ちゃんでごめんね 余計に涙が溢れてしまう シルクハットの人は何も言わない ただ満足げな表情で立っている 横には女の人も立っている 多分料理を作った人だろう それはともかく私達は食べ終わった 帰ろうとした 「別に帰らなくていいんだぞ」 「え…?それってどういう…?」 「そんままの意味だ」 組織の一員になる…ってことだろう… なら… 「私はいいですけど…弟だけはダメです」 「なぜだ…?」 「弟はこれ以上酷い目に合わせたくないんです…」 「わかった…じゃあこいつは何歳だ…?」 「俺は…今5歳…です」 どうやら小学校のこととかを話している 私もそろそろ中学だしなあ…卒業しておくべきかね… まあそんなことはどうでもいいか… 「お前どうするんだ…?」 「私は組織に入りますよ」 「…そうか…本当に入るんだな」 「もちろんだよ…元の生活には戻りづらいからね」 「ある程度の待遇はあるから安心しろ」 「そうするよ」 なんでこの人は私たちを助けたんだろう 助けられた経験もないから変な気分になっちゃうな… なんだろうこの気持ち わかんないや

Description

ディールって女たらしだっけ(DMR)

Project Details

Project ID1006213370
CreatedApril 23, 2024
Last ModifiedApril 23, 2024
SharedApril 23, 2024
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